中国古典〜1日1言〜:6/22
6/22
安居なきに非ず、我に安心なきなり
-非無安居也、我無安心也-
「墨子」
安居なきに非ず、我に安心なきなり
「心さえ満ち足りていれば、どんな境遇におかれても安らかに暮らすことができる。安らかに暮らすことができないのは、わが心に問題があるからだ」
むろん環境の大切なことは否定できない。だが、どんなに環境に恵まれても、心が不安定では、真の安らぎは得られないということだ。
心が安定するには
日本は、20代〜30代の死因の第1位が自殺です。一番働き盛りの時に死を選ぶ人が多い国は、どういった国なのでしょうか。その一つに心が安定していない人が多いことが考えられます。
(厚生労働省:死因順位別にみた年齢階級)
”どんな境遇におかれても安らかに暮らすことができる”これができれば心が安定することが考えられます。現代において、人間は社会で生きていかなければならない社会人です。社会で生きていくには仲間が必要です。心が満たされるとは、信頼できる仲間がいることが一つの条件ではないでしょうか。
SNSでのフォロワー数や動画再生回数などが自己肯定感を高める要因であることは否めません。しかし、それらのつながりは仲間の多さを示すものではありません。フォロワー数などは自身の価値を表現する一つの手段だと思います。そういった自己価値を高めることは大切だと思います。
しかし、信頼できる仲間の存在はフォロワー数よりも大切だと思います。
そういった友人であり仲間の存在が得られやすいのがスポーツの良いところでもあると思います。私自身も人付き合いが上手な方ではないですが、スポーツをすることで友人や仲間と出会えています。そういった存在というのは人生を豊かにしてくれる大切な存在であり、心を安定させてくれる大切な存在だと思います。
仲間の存在はとても大切だと改めて気付かされる言葉です。
どんな環境でも仲間を作ることができるか
社会人として生き抜いていくには、どのような環境にも適応できなければならないと思います。そこで大切になってくるのは現地の人たちと仲良くできることがだと思います。
海外で活躍するサッカー選手達は、現地の人たちとうまく溶け込むことができると思います。長友佑都や中田英寿や長谷部誠などは、現地の言語をつかいコミュニケーションを深めていけたことが成功の一因だと思います。
そういった社会性というのは、SNS時代において養いにくい時代となっているのかもしれません。だからこそ、スポーツやクラブ活動を通して仲間をつくることも学ぶ機会になると思います。
本書は人生を生きるうえで参考になることばがたくさんあります。ぜひ購入して普段の生活に役立てることをお勧めします。