中国古典〜1日1言〜:5/27

5/27
学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆し
-学而不思則罔、思而不学則殆-
「論語」
学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆し
「読書にのみふけって思索を怠ると、知識が身につかない。思索にのみふけって読書を怠ると、独善的になる」
知識が身につかないとは、知識の断片が雑然とつめこまれているだけで、生きた知恵として作動しないということだ。消化不良と言ってもよいだろう。
先人の業績に学ぶ
この言葉の解説に、「先人の業績に学ばないとー」という言葉で解説をされている箇所があります。歴史というのは繋いでいくものであると私はおもいます。過去にどのような事が起こっていたか、知識を得て、未来に向けて行動を起こしていくことが大切であると考えています。
私は、物事には最低でも二つの見方があると考えています。右と左のように、立場によって物事の捉え方は変わってくると思います。
ウクライナ問題にしてもそうです。テレビの一方的なロシア悪、ウクライナ善というような報道では真意を見極めることは困難です。SNSの発達によってさまざまな情報を得ることができる時代です。(その情報の信憑性も鑑みないといけませんが)
ロシアの立場に立って背景をみる視点をえるためには、民族の歴史から見る必要があると思います。
則ち、社会というのは人間が作り上げているものです。その社会をみるためには人物や民族の歴史を把握しておかなければなりません。過去の歴史を人物視点でみていくと、また違った学びや気づきをえることができると思います。
例えば近衛文麿。日本の内閣総理大臣を歴任した人物ですが、一方でロシアのスパイではないかということも指摘されています。
何が真実かはわかりませんが、双方の視点で物事を見ると終戦時における日本が海外にどのように扱われていたのかを想像することができます。
過去の歴史をさまざまな視点でみることをおこなうと、現代においても応用がきくのではないかと思います。
行動を起こし、失敗をする
人生において、大きな決断と行動を起こすことは人生を豊にする大切な手段だと思います。
ただし、大きな決断というのはそう安易とできないと思います。普段の生活において“一所懸命におこなったけど、ミスをしてしまう”という経験を経ることは大切だと思います。そして、そのミスをどのように受け止めるかということが大切です。
少年サッカーにおいて、ミスをすると泣いてしまう子がいます。そういった子は、自分自身を表現する事が弱かったり、恥をかくことを恐る傾向が強いと思います。
こういったメンタル力というのは、読書をすると磨かれると私は思います。いろいろな考え方や思想を知ることで思慮深くなると私は思います。
すでに行動を起こしている人は、読書を読み思考力を磨くことが大切だと思います。

本書は人生を生きるうえで参考になることばがたくさんあります。ぜひ購入して普段の生活に役立てることをお勧めします。