中国古典〜1日1言〜:3/3

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疑わば用うるなかれ、用いても疑うなかれ
-疑勿用、用勿疑-
「通俗編」
疑わば用うるなかれ、用いても疑うなかれ
人使いの真髄である。
しいて訳せば、「疑ったら使うな、使ったら疑うな」となろう。
つまり、信頼のおけない人間は初めから登用するな、これはと見込んで登用したら、とことん信頼して使え、というのだ。
人から信頼される経験
少年期において、人を信頼する経験をたくさんすることが大切だと思います。そのためには、”人から信頼される”ことから始めることが大切です。信頼される、その信頼に応えることができると、今度は自分が他の人を信頼することができます。
はじめから与えられるのではなく、まずは自分が与えて、その後に与えられるというサイクルが大切だと思います。
その経験を繰り返す中で、”この人は信頼できる”、”この人は信頼できない”といった判断ができるようになってきます。そういった判断というのは、万人に共通すると思います。
リーダーのあるべき姿
人を信頼するというのは、リーダーとして大切な姿勢だと思います。縁があって出会った友人や仕事の仲間というのは大切にするべきです。ただし、リーダーには徳が必要だと思います。
中国古典〜1日1言〜:2/25
リーダーには大道を突き進む姿勢が大切です。多岐亡羊にならず、目的・真理をしっかり持ち続けて突き進んでいくことが大切です。その過程で出会った仲間を大切にして一緒にチームとして突き進んでいくことが大切です。
人をコマとして扱わない
同じ人間をコマとして扱う姿勢の人もいます。リーダーに必要なのは愛と威の二つの条件があれば十分という言葉もあります。
中国古典〜1日1言〜:2/16
このような思いがないリーダーは、人をコマとして扱う傾向にあると思います。
指導者として、選手に愛を持って指導をしないと良いチーム、良い雰囲気にならないと感じています。目の前の選手の成長をサポートしたいという強い思いが我々指導者にはあります。
世の中にある仕事は、全ては人のためになる仕事です。歪んだ仕事にならないために、倫理的な側面と照らし合わせる必要はあります。
一緒に仕事をしている仲間が、同じ思いを抱いていると仕事はスムーズに行っていけると思います。
組織というのは、同じ方向を向いて仕事をすることが大切です。

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