原発について、東日本大震災前後での変化と現状

谷本一真
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震災前後で原発の稼働数はどう変わったのか

東日本大震災前、日本には稼働していた原発が54基ありました¹。しかし、福島第一原発事故後は、定期検査や安全審査の影響もあり、全国の原発は順次停止していきました。特に2012年5月には、国内の原発が一時的にすべて停止する「原発ゼロ」の状態になりました²。

時期原発の稼働・再稼働の状況震災前54基を100%とした場合ポイント
震災前・2010年度頃54基100%原発は日本の電力供給の大きな柱だった¹
2011年夏11基約20%震災後、定期検査などで順次停止が進んだ³
2012年5月0基0%泊原発3号機の停止により、国内原発が全停止²
2012年7月〜2013年9月2基約4%大飯原発3・4号機が一時的に再稼働³
2013年9月〜2015年8月0基0%大飯原発の停止後、約2年間「原発ゼロ」の状態が続いた⁴
2015年8月1基約2%川内原発1号機が、新規制基準下で初めて再稼働⁴
2026年2月時点再稼働済み15基約28%安全審査を通過した原発の再稼働が進み、15基に⁵
2026年5月7日8時時点発電中10基・停止中23基発電中は約19%定期検査などがあるため、再稼働済みでも常に発電しているとは限らない⁶

この表を見ると、原発は震災前の54基から、事故後に一度ほぼゼロになり、その後少しずつ再稼働が進んできたことがわかります。

ただし、2026年時点でも、震災前と同じ状態に戻ったわけではありません。再稼働済みは15基ですが、定期検査などの影響で、実際に発電している基数は日によって変わります⁵⁶。つまり、現在の日本は「原発が完全に止まっている時代」ではなくなった一方で、「震災前のように多くの原発が常時動いている状態」でもないといえそうです。

参考資料

  1. 資源エネルギー庁.「資源エネルギー庁がお答えします!〜原発についてよくある3つの質問
  2. フォーリン・プレスセンター.「国内原発すべて稼働停止 夏前の再稼働是非が焦点に
  3. 自然エネルギー財団.「原子力発電なしの夏
  4. 日本原子力産業協会.「川内1号機が原子炉起動、新規制基準施行から初
  5. 資源エネルギー庁.「日本のエネルギー 2025年度版 9.原子力
  6. 原子力安全推進協会.「原子力発電所運転実績
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ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、PRP-Japan、JFA-B級
PRI(Postural Restoration Institute)コンセプトを基に、障害予防やパフォーマンス向上を目的としたコンディショニング指導を行っています。また、小学生を中心にサッカー指導者としても活動し、子どもたちの心身の成長をサポートさせていただいています。 運動や生活習慣の改善を通じて、健康づくりのサポートに情熱を注いでいます。
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