中国古典
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中国古典〜1日1言〜:6/4

谷本一真
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公事には公利ありて私忌なし

-公事有公利、無私忌-

「左伝」

公事には公利ありて私忌なし

公的な仕事にたずさわる者は公の利益だけを追求すべきで、個人的な感情を交えたり私的な利益を追求してはならないというもの

きわめてまっとうな指摘であるが、いざその場に立たされると、これを実践するのはずいぶんむずかしいことのようだ。

私忌:公の事がらにおける個人的な恨み

たとえば政治である。政治で私服を肥やすのはもってのほかとしても、公と私をごちゃまぜにし、一見、公を追求するふりをしながら、じつは私をはかっているといったケースが少なくない。
経営者についても同じことが言えよう。企業は「公器」と言ってよい。公器をあずかっている者はやはりそれなりの覚悟があってしかるべきだ。

 

政治に無関心とさせた教育

若者の投票率が少ないといわれるのは、以前から指摘されていることだと思います。しかし、戦後の歴史教育において政治や日本という国に対する教育が軽薄であることが、一因ではないかと最近強く思います。

私がうけた日本の歴史教育は、縄文時代・弥生時代など1万年以上も前の時代から近代に向けて順行に学んでいきました。しかし、最初の部分に比重を置いて、近代史は軽薄な内容であったことを覚えています。そして、明治維新は新政府を良い存在であるように学ばせ、世界大戦は日本が負けた事が表面的にしか学ばされていません。

何事もそうですが、右からの視点と左からの視点を両方持たせることは、教育において大切なことではないでしょうか。そういった情報を得て、個人のパーソナリティや仲間の影響をうけて、個人の価値観が形成されてくると思います。

そういった価値観の教育をするためには、いろいろな角度や視点で歴史を学ぶ必要があると思います。

そういった意味でも、現代から近代史へと逆行して学ぶ歴史教育の方が、私としては良いのではないかと思っています。

日本人の強さ

今の日本人に、神風特攻隊のような作成を行えと指示されても指示に従う人間がどの程度いるでしょうか。国を守るために本当に身を投げて国を守る愛国心をもっている人間は、どの程度いるでしょうか。

やはり、その当時は日本人として過去の歴史や軍事侵攻の目的が今とは違っていたのではないかと思えてなりません。

今の日本教育や世界のグローバリズムのながれをうけて、世界金融資本化に良い方向に世界の人々がコントロールされているように感じてしまいます。

その影響が強くでているのが、現代の日本であり、日本人ではないかと感じてしまいます。

守屋 洋 中国古典 一日一言 PHP文庫

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ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、PRP-Japan
PRIコンセプトを基に、障害の予防とパフォーマンスの向上を目的としたコンディショニングをおこなっています。また、サッカー指導者としても活動しており、特に小学生に対する指導を行っています。 運動や習慣改善によって健康を支援することに情熱を注いでおり、各個人のニーズに合わせたプログラムを設計しています。興味がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。詳細は直接やりとりの中でお伝えいたします。
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