中国古典〜1日1言〜:5/6

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人生百年、昼夜おのおの分なり
-人生百年、注射各分-
「列子」
人生百年、昼夜おのおの分なり
「人生百年、昼夜おのおの分なり。吾、昼は僕慮となり、苦はすなわち苦なり。夜は人君となり、その楽しみ比なし。何の怨むところあらんや」
たしかに人生百年とすれば、昼が五十年、夜が五十年ということになる。とすれば、人の幸福は昼の生活だけでは決められない。昼はあくせく働かされ、夜は夜で悪い夢にうなされるというのでは割に合わない。
しかし、昼の辛さを夜の夢の中で補うというのもいただけない。できれば、昼も夜もほどほどに楽しめるような、そんな生き方をしたいものだ。
1日の過ごし方
人生百年時代となっている昨今、1日の過ごし方をどのように過ごすかということは高齢者になればなるほど、重要になってくると思います。
町内会やボランティア活動など、社会参加活動を活発に行なっている人ほど、生活習慣病に罹るリスクが低下し、病気が発生してからの心理的適応を円滑になることを示す
小塩隆士 日本人の健康を社会科学で考える 日経BP 2020.12
このように、高齢者になるほど1日の過ごし方をどのように過ごすかは健康の側面で重要になってきます。
昼と夜の過ごし方についてですが、人間には睡眠という体を回復させる素晴らしいシステムがあります。その睡眠時に生じる夢というのは、人間の意識下の影響をうけると私は思います。どのようなことに気が向けられているかが夢に反映されているのではないでしょうか。
自分では意識していないことでも、心に残っていることなどは夢に反映されると思います。
今回、この言葉に私は同意をすることができません。
昼の過ごし方というのは、人生においてはとても大切になってくると思います。
地域レベルでの活動
個人レベルの貧困だけでなく、地域レベルの貧困も健康面から見て重要だ。
小塩隆士 日本人の健康を社会科学で考える 日経BP 2020.12
1日の過ごし方を、地域単位でデザインをすることは大切だと思います。
そういった取り組みを、宇和島市では生き活き教室や健康教室などの取り組みも行政単位でおこなわれています。そういった社会参加活動が気軽におこなえる仕組みを地域レベルで取り組んでいくことが、生活の質を高めるために必要なことではないでしょうか。
1日の過ごし方をどのようにデザインするか、個人、家族、地域単位の視点で考えていくことも健康を保つために大事な視点だと思います。

本書は人生を生きるうえで参考になることばがたくさんあります。ぜひ購入して普段の生活に役立てることをお勧めします。