中国古典〜1日1言〜:3/15
3/15
人にして信なくんばその可なるを知らざるなり
-人而無信、不知其可也-
「論語」
人にして信なくんばその可なるを知らざるなり
信:ウソをつかない、約束を守る。
可:よい。許すことができる。
信に欠けていたのでは、人間として評価に値しない。
そこで必要になるのが、人間を見る眼である。相手が「信」のある人間であるかどうかしっかりと見とどけ、そのうえで対応しなければならない。もし相手が「信」のない人間だと見きわめたならば、敬して遠ざかったほうが無難である。
まず自分が自分との約束を守る
自己肯定感を高めるためにしばしばつかわれる言葉です。自分の言葉に対して責任を持つためには、日常生活において自分自身で決めた事を守ることは、信頼させる人間になるための第一歩だと思います。
ここでも“計画性”の重要性がわかります。優れた人物ほど“計画を立てる”ことに慣れているのかもしれません。この計画を立てるということは、人間だれでもできます。1日の計画や1週間の計画など。
自分自身との約束を守れることが、他人との約束を守り、信頼を得るために大切な手段だと思います。
中国古典〜1日1言〜:3/12
人との約束する機会をたくさん経験する
信頼を得るためには、やはり人との約束は守らないとけません。学生時代には友人とのコミュニケーションを図る機会がたくさんあります。そういった日常で、さまざまな約束を経験し、その遂行に向けて努力する過程をたくさん経験することが大切だと思います。
小学生の時から付き合いのある人間と、生涯ずっと仲良くなるのはごく数人だと思います。小学生の時の人間関係でミスをしても、またやり直せます。間違いは誰にでもあります。
最近私は、日本語の「失敗」という言葉にはネガティブなイメージが先行しすぎて良くないと思っています。ミス(間違い)という言葉を日常生活において使用した方が、子供たちにとっては次の行動につなげるために表現であると思います。
人との約束を、人生において一回も破ったことがない人は非常に少ないと思います。約束を遂行できない時には、素直に謝ることが大切です。そして、次の機会で挽回するようにします。そういう過程が、計画力を磨くためにも大切なことだと思います。
信頼されるために
・自分との約束を守る
・人との約束をたくさんする。
・約束を守れなければ、素直に謝り、次で挽回する。
自分自身を律することを継続し、人を見る目が養われてくると思います。
本書は人生を生きるうえで参考になることばがたくさんあります。ぜひ購入して普段の生活に役立てることをお勧めします。