中国古典〜1日1言〜:2/22

2/22
夜郎自大
-夜郎自大-
「史記」
夜郎自大
漢の時代、夜郎という小さい国の王様が、漢の使者に対して「わが国と貴国とでは、どちらが大きいか」とたずねたという。そんなちがいもわきまえないで尊大に構えている王様を笑ったのが夜郎自大という言葉にほかならない。
「夜郎自大」は自他の位置関係を正確にはかれない視野の狭さから生まれてくる。
まずいのは、それが尊大な態度に結びつくことだ。これではふんぷんたる臭気を発して、せっかく近づいてくる人まで遠ざけてしまう。
自分の能力を正確に把握する
自分が何者なのか?なにができるのか?なにを成し遂げてきたのか?など、自分の知らないとこのような夜郎自大になってしまうと思います。
最近読んだ著書、「全米ナンバーワンビジネススクールで教える起業家の思考と実践術」にタメになることが記述されていました。
リフレクションとフィードバック。この2つをおこなうことで自分がどのような人物か整理する一助となります。
リフレクションとフィードバック
リフレクションとは、”振り返る”、”顧みる”作業です。つまり前事です。過去に自分がどのようなことを成し遂げてきたか。誰にでも過去があります。その過去を客観的に評価し、その要因を整理することで、自分の強みもみえてきます。
リフレクションは過去の自分、現在の自分、これからなりたい自分とその方法を教えてくれる。
山川 恭弘 他 全米ナンバーワンビジネススクールで教える起業家の思考と実践術―あなたも世界を変える起業家になる より
フィードバックとは、”他人からの批評”です。
フィードバックの定義は単に「批判すること」ではなく、それによって受け手側の人間が行動修正することができ(実践的で)、最終的には本人のためになる(建設的な)助言・提案をすること
フィードバックは己の敵ではなく、友である。
山川 恭弘 他 全米ナンバーワンビジネススクールで教える起業家の思考と実践術―あなたも世界を変える起業家になる より
このリフレクションとフィードバックをおこなっていくことで、自分がどのような人間か理解することができます。
夜郎自大にならないために、自身の立ち位置を客観的に評価することは大切です。
過去を振り返ることの重要性
自身の強みを作るために、過去を振り返ることが大切だと考えるようになりました。成し遂げてきたことが「なぜできたのか?」という事を深く掘り下げることで自身の強みや楽しみを見つけることができます。
中国古典〜1日1言〜:2/7
自身の体験だけではなく、歴史上の人物の経験なども深く考察し、自身の後事に活かしていくことでより人生を豊かにしてくれると思います。

本書は人生を生きるうえで参考になることばがたくさんあります。ぜひ購入して普段の生活に役立てることをお勧めします。