中国古典〜1日1言〜:6/13
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6/13
その子を知らざれば、その友を視よ
-不知其子、視其友-
「荀子」
その子を知らざれば、その友を視よ
自分の息子や娘が何を考えているのかさっぱりわからない、と嘆く親が少なくない。とくに現代のように、価値観が多様になり、世代間の断絶が深くなっている時代においては、その嘆きも当然である。わからないのが当たりまえなのかもしれない。
「その友を視よ」という『荀子』のこのことばなども、一つの有力な手がかりになるのではないかと思う。
人間は環境の動物だと言われる。環境しだいで、良くもなれば悪くもなる。なかでも、大きな影響を受けるのが、人間的な環境である。とくに若いころは、友人の影響が無視できない。妙な連中とつき合っているようなら、注意信号だと受けとってよいよいだろう。また、親とは口をきかなくなっても、つき合っている友人関係が良好なら、心配する必要はない。
その人を評価する方法
ここでは、個人を評価する術として、友人の交友関係から探るという視点を与えられています。前日の言葉でもあるように、交友関係には十分注意をする必要があることが示唆されます。
また、これは自分自身も評価されるということです。仲間である以上、その友人にとって自分という存在が良い存在であるように配慮する必要があります。
仲間という存在は、お互いを高め合うことが大切だということが考えられます。友人が他者から評価されるときに、自分が足を引っ張らないような存在でなければいけません。
人間は環境の動物
参政党の神谷さんが、「自分が今の知識をもった中学生なら、色々な場所に現地へ行き、人と話すことをします。そこで疑問に感じたことや心が動かされるようなことについて学び自分がやるべきことを模索していく」といった旨の発言をされていました。
人間は環境の動物であり、その環境に赴くことでしか感じないことや現地の人たちの感覚を共有することで自己を形成していくことが大切だと思います。
サッカーにおいても、プロを目指すならプロに近い環境に身を置くことが大切です。そこで成長し実力を発揮できなければ評価されません。
人生において、結果がでるまで努力を続ける過程が大切であることが考えられます。どのような過程を経るかは十人十色であり、その濃度もひとそれぞれです。
さまざまな環境に触れ合っていくことは、社会性を養っていくために必要なことだと思います。
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本書は人生を生きるうえで参考になることばがたくさんあります。ぜひ購入して普段の生活に役立てることをお勧めします。