中国古典〜1日1言〜:6/10

6/10
険を行って以って幸を徼む
-行険以徼幸-
「中庸」
険を行って以って幸を徼む
「未分不相応なデカイことや危険なことに手を出して、ラッキー(僥倖)を期待する」という意味だ。
これは、仕事に取り組む姿勢について語ったことばである。
人間は追いつめられると、とかく希望的観測に走り、「険を行って以て幸を徼む」ことになりがちである。それでは、成功はおぼつかないということだ。
他人任せ
小学生サッカーを指導していると、他人任せとなるプレーになる選手がいます。それは、自立できていないことを示唆します。自立するために大切なことがいくつかありますが、ここでは二つの要因について考えていきたいと思います。
一つ、自立できるための能力が備わっていない。
二つ、能力はあるが、各事象を理解できていない。(情報収集、情報処理能力)
何事もそうですが、自立するための能力を備ることが大切です。それらを身につけるのが少年期の大切な学びだと私は思います。自立するとは、社会人になるということだと私は思います。そして、社会人とは社会のために貢献する人材になるということです。
心から「自分がやりたいこと」を少年期のさまざまな経験が作り出し、それをライフワークとして生きていくことが大切だと思います。
サッカーなどのスポーツにおいても、「好きな」スポーツに取り組むことが、「やりたいこと」を探す一つの手段になると思います。スポーツを通した教育というのは、こういった側面の教育にも役立つのではないかと思います。
そして、やはり情報です。サッカーにおいては刻一刻と変化するピッチの状況をいち早く情報を収集(観る)し、最適解を導き出す(自身の能力に応じた解答)ことが大切です。その情報収集能力と情報処理能力(自信の能力に応じた行動選択)を高めることが、サッカーのクオリティを高めることができると考えています。
ラッキーばかりを待っていても何も自分のためにならないと思います。そういう姿勢で結果を出しても長続きしないでしょうし、自信の価値を高めることや自身の魂を成長させることもできないでしょう。
自立心をもった心を鍛えていくことが、これからの社会を生き抜くために必要なことだと私も思います。

本書は人生を生きるうえで参考になることばがたくさんあります。ぜひ購入して普段の生活に役立てることをお勧めします。