1月
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中国古典〜1日1言〜:1/24

谷本一真
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綸言、汗の如し

-綸言如汗-

「礼記」

綸言りんげん、汗の如し

綸言:天子(トップ)のことば

これは汗のようなものだという。汗というのは、一度自分の体から出てしまうと、二度ともどってこない。
トップ(天子)は、くれぐれも発言を慎重にしなければならないという意味

一般にリーダーというのは、主張すべきときには断固として主張しなければならない。それくらいのことができないようではリーダー失格である。
だが、ぺらぺらまくしたててやたら失言取り消しをやっているようでは、これまたリーダー失格と言ってよい。

 

発言の重み

何気ない発言を、記憶していることがある。

例えば2人で会話した際の記憶。一方が言ったことを覚えていなくても、他方が覚えているケースがある。それはその発言に対する双方の受け取り方の違いだ。

何気ない一言が、相手の胸につきささるときがある。

私も、中学時代に何気なく先生に言われた言葉を今でも覚えている。

指導者という立場においては、発言を慎重にしなければならないと、このことばを通して再認識することができた。

慎重な発言をするために

指導者において、物事を深く考えず安易に発言してしまうことがいけない。

この発言が、受け取り側がどのように受け取るかを考える必要がある。

そこを考えずにただ感じたことをそのまま発言してしまうと、ことばで相手を傷つけるリスクが高くなってしまう。

そこで大切なのが、知識量だ。

https://taniblog-8-hfs.com/中国古典〜1日1話〜:1-22

広い見識と経験を兼ね備えることで、安易な発言をしないようにする。

私自身、仕事においても安易な発言をすることで相手を傷つけてしまうことも経験している。

そういった失敗経験を、未来により確かな発言ができるように生かさなければならない。

そのためにも、弘毅(広い見識、強い意志)の姿勢で発言をしていくことが大切である。

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ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、PRP-Japan
PRIコンセプトを基に、障害の予防とパフォーマンスの向上を目的としたコンディショニングをおこなっています。また、サッカー指導者としても活動しており、特に小学生に対する指導を行っています。 運動や習慣改善によって健康を支援することに情熱を注いでおり、各個人のニーズに合わせたプログラムを設計しています。興味がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。詳細は直接やりとりの中でお伝えいたします。
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