SNSはたばこと同じ道をたどるのか?高校生にも考えてほしい「依存」と「格差」の話
この記事では、2026年4月24日の日本経済新聞に掲載された、サラ・オコナー氏のコラムをもとに、「SNSとたばこは似ているのか?」というテーマについて考えていきます。
SNSは「現代のたばこ」なのか?
SNSは今、多くの人にとって当たり前の存在です。日常的に使っている人が多いと思います。
この記事では、SNSがかつての「たばこ」と似た状況にあるのではないか、と指摘されています¹。
かつて、たばこは多くの人が普通に使うものでしたが、健康への悪影響が明らかになるにつれて、社会全体で「控えるべきもの」と考えられるようになりました。
SNSも同じように、
- 中毒性があるのではないか
- メンタルヘルスに影響があるのではないか
といった議論が広がっています¹。
たばこから学べる「重要な教訓」
たばこの歴史で特に重要なのは、「みんな同じようにやめたわけではない」という点です。
研究や報道が進むと、まず減ったのは「教育を受けた人たち」でした¹。
しかしその後、
- 貧しい人ほど喫煙率が高くなる
- 健康格差が広がる
という現象が起きました¹。
例えばイギリスでは、
- 貧しい地域:22.6%
- 裕福な地域:6.6%
と、3倍以上の差があるとされています¹。
つまり、「体に悪いとわかっても、環境によってやめられない人がいる」ということです。
SNSでも同じことが起きる可能性
この記事では、SNSでも似たことが起きる可能性があると指摘されています¹。
すでに、
- SNSの利用を制限しようとするのは中間層の家庭が多い
- 経済的に厳しい環境の若者ほど、SNSで嫌な経験をしやすい
といった傾向があるとされています¹。
つまり今後、
「SNSの影響をうまく避けられる人」と
「影響を受け続ける人」
に分かれていく可能性がある、ということです。
ただしSNSとたばこは同じではない
一方で、SNSとたばこには大きな違いもあります。
それは、
👉 SNSは「人によって内容が変わる」という点です。
SNSはアルゴリズムによって、
- 好きな情報
- 興味のある動画
がどんどん表示されます。
そのため、
- ただ時間を使うだけの人
- 強い影響を受ける人
で、リスクの大きさが違ってくると考えられています¹。
この記事から考えること
この話は、「SNSは悪いからやめよう」という単純な話ではありません。
むしろ大切なのは、
👉 「どう使うかを自分で考えること」
だと思われます。
例えば、
- どれくらいの時間使っているか
- 見ている内容は自分にとってプラスか
- 使いすぎていないか
こうしたことを一度振り返ってみることが大切です。
まとめ
この記事から考えられるポイントは次の通りです。
- SNSは便利だが、依存性の問題も指摘されている
- たばこは「健康格差」を広げた歴史がある
- SNSでも同じような格差が生まれる可能性がある
- 大切なのは「使い方を自分で考えること」
SNSはこれからもなくなることはないと考えられます。
だからこそ、
「流される側」ではなく「使いこなす側」になることが重要かもしれません。
参考文献
- サラ・オコナー(2026)「SNS、たばこと同じ運命?」『日本経済新聞』2026年4月24日朝刊
https://www.nikkei.com/

