中国古典〜1日1言〜:1/18
1/18
胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す
-胆欲大而心欲小-
「近思録」
胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す
肝っ玉は大きく、心は小さく、つまり、大体かつ細心であれ、というのだ。
大胆:どんな困難いもめげない不屈の精神力、旺盛な敢闘精神である。
大胆でありながら、同時にそこに、綿密な調査、慎重な配慮の裏付けがなければならない。
大胆さ
少年サッカーにおいても、チーム全体で”大胆”に仕掛けながら”細心”の注意をはらわなければいけません。
それは攻撃の場面と守備の場面でかわってきます。
攻撃では、大胆に仕掛けることで相手チームに恐怖をあたえる事ができます。
このことばにあるように、不屈の精神力をもって相手に挑むことで養われる姿勢はサッカー以外でも生かされます。
そして、旺盛な敢闘精神(敢闘=勇敢にたたかうこと)をもつことがメンタルパワーを鍛える事ができます。
敢闘:勇敢にたたかうこと
勇敢:物事を恐れることなく積極的にしようとすること
細心の注意をはらう
大胆に仕掛けながら、細心の注意を払う役割を担うのはディフェンダーです。
今のサッカーの得点の割合
このように、 カウンターからの失点が多くなっています。
大胆に攻撃を仕掛けることが、みているファンや家族を魅了します。そして、細心の注意をはらうことで失点を減らせる事ができます。
このことばは、スポーツにもあてはめる事ができます。
細心の注意を払いながら、大胆に攻撃をするチームは魅力的であり勝利がついてきます。
EFA第44回愛媛県U-11サッカー新人大会
先日のEFA第44回愛媛県U-11サッカー新人大会を振り返ると、自チームには大胆さがありませんでした。
相手チームの脅威となるようなプレーができていませんでした。
練習は嘘をつかない
という言葉があります。自チームではゴール前で仕掛ける練習を多くしていませんでした。ゴールを奪う事から逆算して練習メニューを組み立てる。これをしないといけないと身に染みて感じました。
これに気づけたことが、この大会の私の収穫だ。
サッカーはゴールを狙うスポーツです。
このことばにあるような姿勢を、選手たちに身につけてもらう事が、指導者としての役割とも考えさせられました。。
勇敢に戦い、結果を受け止めて次に繋げるプロセスをたくさんふんでいくことが成長につながると信じています。
本書は人生を生きるうえで参考になることばがたくさんあります。ぜひ購入して普段の生活に役立てることをお勧めします。