中国古典

中国古典〜1日1言〜:6/23

谷本一真

6/23

始めは処女の如く、後には脱兎の如し

-始如処女、後如脱兎-

「孫子」

始めは処女の如く、後には脱兎の如し

「始めは処女のように振舞って敵の油断を誘い、そこからすかさず脱兎のような勢いで攻めたてればば、敵は防ぎようがない」

つまり、これは攻めと守りについて語ったことばなのである。守りに回ったときは、軽挙妄動をつつしんであくまでも守りに徹する。だが、いったん攻めに転じたら、一気にたたみかけよ、というのだ。

ただし、「処女の如し」といっても、何もしないでじっとしているのではない。やがて来る攻撃の時に備えて、静かに着々と、態勢づくりの努力が行われているのである。

 

タイミングを見逃さない

ここでいう守りから攻めに転じる時には、状況を適切に把握し正しいタイミングで攻撃に転じることも重要だと捉えられます。

そういった視点でみると、孫子の兵法ではまず守りから入るのかもしれません。先に守りに転じて相手を分析し態勢を整えることが大切だと考えられます。

この著者でも「やがて来る攻撃の時に備えて、静かに着々と、態勢づくりの努力が行われている」と述べられていますが、”時に備える”ということはどの時代においても大切だと感じます。

現代において、日々の日常をどのように過ごすかというのはとても大切なことです。時代の変化が大きい昨今、常に新しい情報に目を配り学び続けないと時代に置いていかれてしまいます。

世界の歴史を知る

このタイミングを逃さないことや、態勢を整えるための学びとして歴史を知ることは非常に大切だと最近は特に感じています。とくにエネルギーの歴史を学ぶと世界史を大きく知ることができます。

最近読んだ著書「結局、世界は「石油」で動いている

ここでは中東における石油資源をどのように欧米が利権をとりにきたのか、それが戦争にどう影響を及ぼしているかを知ることができます。

世界史の流れから、日本史に目を向けると日本の歴史もさらに深い解釈ができるようになります。史実として何が正しいのかはわかりませんが、どのような史実を支持するかという個人の考えは持っておいた方が良いと思っています。

こうした俯瞰して歴史をみるという視点は、仕事やスポーツでも視野を広げアイディアを生むための視点へと応用ができると思っています。

時代の変化を見逃さない

現代においては、わたしたちの生活は大きく変化が起きています。10年前は携帯でキャッシュレスの時代を迎えるとは思っていませんでした。こうした生活様式は今後も変化が生じることは容易に想像ができます。

どのような時代変化が起きるのか、さまざまな予測を立て、時代に取り残されないような態勢を整えておくことは大切です。

政府が掲げているムーンショット目標、フェイスブックがメタに社名を変更、NFTという暗号資産、メタバースという仮想空間、国力弱体化における日本の在り方…
この先10年で更なる変化が待ち構えているかもしれません。

温故知新の精神で、興味のある分野から未開拓の分野までさまざまな分野の勉強を続けていく必要があると思います。

守屋 洋 中国古典 一日一言 PHP文庫

本書は人生を生きるうえで参考になることばがたくさんあります。ぜひ購入して普段の生活に役立てることをお勧めします。

ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士
PRIコンセプトを基に、障害予防に特化した運動療法を実施しています。 また、小学生へのサッカー指導や社会人サッカーチームの監督をしています。 PRIコンセプトに基づく運動療法を希望する方やスポーツにおけるパフォーマンス向上に取り組みたい方、お気軽にお問合せください。
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