ロコモK.O

フィットネススクール ロコモK.O Kizuna

私は2019年にオープンしました、「フィットネススクール ロコモK.O Kizuna」に勤務をしています。

2018年に山口県下関市でロコモK.Oがオープンし、フランチャイズ1号店として愛媛県宇和島市にオープンしました。

ロコモK.Oとは?

ロコモK.O(ロコモコ)とは、ロコモティブシンドローム(ロコモ)をノックアウト(K.O)する意味です。

ロコモティブシンドロームとは、「運動器の障害のため、移動能力が低下した状態」です。

ロコチェックという簡単な評価方法があります。

1つでも該当する方は、運動習慣をつけていく事や、関節に負担のかかりにくい身体の使い方を身につけることをオススメします。

特に重要なのは、「股関節」です。この股関節が、動作時において正しく使えない方が多いと感じています。

私は病院で10年間、病気や怪我をされた方々のリハビリを行ってきました。

リハビリでは、医者と違って一人一人と会話する時間が長くとれます。

そこで様々な感情と触れ合うことができました。


病気になると、本人も辛いですし、周りの家族様も辛い時間を過ごします。

病気になって初めて、健康のありがたさに気づくという方もいらっしゃいました。

病気や怪我になる前に、予防できる事は沢山あります。

ロコモK.Oは病気や怪我を予防するための、運動する場所でもあります。

ただ、運動するだけではなく、正しい身体の使い方や、効果的なマシンの使用方法など、スタッフが丁寧にサポートさせて頂いています。

フレイル・ロコモ・サルコペニア

介護予防を普及するため、整形外科学会や老年医学会などの学会が、3つの概念を普及させています。

日本老年医学会が2014年に「フレイル」を提唱

日本整形外科学会が、2007年に「ロコモティブシンドローム」を提唱

国立長寿医療医療研究センターが、2017年にサルコペニア診療ガイドラインを出版

3つの概念には、それぞれ評価があります。

フレイル評価」「ロコモ評価」「サルコペニア評価」

評価により、一定の基準を超えていない場合は、将来的に寝たきりや様々な疾患が原因で介護を受ける可能性が高まってきます。

私は、高齢者における外科の術後リハや整形外科の術後リハも行ってきました。

リハビリの初期評価では、握力バランス能力(片脚立位)をチェックします。

これらが、良好な数値の患者様は、日常生活動作(トイレ移動や歩行移動)が自立しやすく、早期退院が可能な傾向があります。

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筋力やバランス能力などの運動機能が低下した状態で手術を受けると、術後などの日常生活動作自立が遅延しやすくなります。

手術前にサルコペニアやロコモ、フレイルの状態だと、術後の日常生活動作の自立が遅延する傾向にあります。

①サルコペニア②ロコモ③フレイル

・サルコペニア
筋肉量が低下した状態

・ロコモ
筋力が低下した状態(痛みなどにより力が出し難い状態など)

・フレイル
サルコペニア+ロコモの長期経過に加え、体重減少や心理的・社会的な虚弱も生じる状態

上記は、この3つの概念を僕なりに捉えているイメージです。

入院患者様において、移動手段の確保は非常に重要な問題です。

術後の安静や、長期入院になると、足の筋力が低下傾向となります。

トイレが1人で行けない事は、精神的なストレスとなり得ます。
(オムツに排泄する事は、誰しも好ましいことではないと思います)

「老化は足から」という言葉もありますが、筋力や関節を良い状態に維持していく事はとても重要な事です。

ロコモを予防するために

ロコモを予防するためには、早期からの介入が必要です。

つまり、若い年代からロコチェックをする事をオススメします。

「躓きやすくなった」、「足腰が弱くなってきた」などの場合は要注意です。

医療は日進月歩と言われますが、特にこの予防医学は現代において情報の質が上がってきています。

そこで、今後も変わらない事は「食事療法」と「運動療法」の重要性です。

この2つをどのように自分にあった生活習慣として組み込んでいけるかが重要だと感じています。

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「これを行ったら良い」という情報はある程度普及していると思います。

あとは、それをいかに自分自身の生活に取り入れていけるか…。

食事・運動の重要性はとても広く認知されていると思います。

ですが、もう一つ大切な事があると感じています。

それは、「精神・心理面」です。

フレイルの所でもありますが、心理的・社会的な虚弱(いわゆる人との触れ合いがなくなっていく事)は生活範囲の狭小化を招き認知面にも悪影響を及ぼします。

人は数百万年前から社会的な生き物として生存しています。

人と触れ合い、支え合いながら生きていく事が重要と思います。

いくつになっても楽しみを持つという事は大切な事だと思います。

私の場合は、サッカーで色々な人と接する事が虚弱を予防する1つの手段と思っています。

また精神・心理面の安定は、行動を自制する役割も担っていると考えられます。

例えば、ダイエット中の人が甘いものをついつい食べすぎてしまう事は、単に食欲を抑えられないからなのか?

何かストレスとなる事、やりたい事が行えていない、楽しみがない、などそれらの反動で食欲が抑えられない場合があります。

逆に、甘いものを控える事ができる時というのは、強い目的意識がある事や、精神・心理面の充実などが理由の1つとして考えます。

1つの例えですが、健康でいるためには、精神・心理面の状態もとても重要と感じています。

ロコモになってしまったら

まず重要な事はフレイルとならないように、継続的に運動を行っていく事が大切です。

現在、ロコモK.Oに通っていただいている会員様でロコモに該当する方のほとんどが、運動習慣があまりなかった方です。

ロコモの基準である
「20cm台からの立ち上がり」
「40cm台からの片足での立ち上がり」があります。

会員様で、上記が行えなかった方が、継続的に運動する事で行えるようになった方々もいます。

何歳になっても、筋力は向上します。

これ以上、運動機能が低下しないための取り組みが非常に重要です。

また、家族の方や友人の方々との関わりも精神・心理面を安定させるために非常に重要な事です。

一人暮らしの方が、ロコモK.Oに通っていただいているのですが、ここに来て皆さんと話する事が楽しみと言ってくださる方がいます。

心の健康も、体の健康を維持するために非常に重要です。

最後に

ロコモK.Oは楽しいを創造し、地域の方々の心と体の健康をサポートします。

ロコモK.Oホームページより

私は理学療法士として経験させて頂いた事を、地域の方々に還元していきたいと思います。