サッカー
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ポゼッションサッカーにおいて大切なこと。小学生において考えてサッカーをするために必要なことは?

谷本一真
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サッカーの攻撃においては、局面に応じた攻め方が大切です。

・GKからポゼッション(ビルドアップ) → シュート
・マイボールからポゼッション → シュート
・自陣でボールを奪いロングカウンター → シュート
・敵陣でボールを奪いショートカウンタ → シュート
など。

その局面を理解するには、「相手を見て判断する」ことがベースになります。相手の状況を見て、どのような攻撃をすればシュートを打ちゴールを決めることができるか?
スポーツは常に「相手」が存在します。
相手の状況を見て判断することが求められるスポーツです。

今回は、岩政大樹氏の「FOOTBALL INTELLIGENCE 相手を見てサッカーをする」という著書を読み、ポゼッションサッカーにおいて大切な側面を理解することができました。

考えてサッカーをするためには?

選手が自ら考えてサッカーをするために大切なことがあります。

自ら判断するために必要な指導

各ポジションの”原則”を教える

判断を可能にする技術指導

少年サッカーの現場においてよくある事象が、「判断を教える」ということです。「シュートをしろ」「パスをしろ」「ドリブルをしろ」など。こういったコーチングは、選手の自主性をそこないます。

各ポジションの原則を理解しておき、相手を見て判断することが大切になってきます。そして、プレーしながら考えるべき二つのことがあります。

プレーしながら考えるべき二つのこと

どこに立つべきか?

どこを見ておくべきか?

物事を考えるためには、「なぜ」という疑問を問いかけながら判断し行動しなければならないと考えています。

この二つのことを考えながら、各ポジションの原則を知り、プレー判断の向上に繋げなければいけません。

各ポジションにおけるボールの受け方の原則を以下にまとめてみます。

各ポジションにおける”原則”と”心がけ”

CB

センターバック
  • 自分に対応している相手からズレる
  • 逆サイドを見ておく

立ち位置の基準は、自分に対応している相手からズレることです。相手に正面からプレッシャーをかけられると、ボールを受けた時に前を見ることができません。

SB

サイドバック
  • プレスを仕掛けられやすいポジション
  • 立ち位置を相手からズラして受けられたら理想

サイドバックは、相手がプレスを仕掛けるスイッチとなりやすいポジションです。そのことを踏まえたうえで、チーム全体がビルドアップをすると、サイドバックにボールが入った時に全員が立ち位置に注意することでパスを繋ぎやすくなります。

ボランチ

ボランチ
  • 斜めに受ける
  • 常に逆サイドに選択肢を持っておく(目線と立ち位置を意識する)

ビルドアップにおいてボランチは大切な役割があります。360度敵からプレッシャーをかけられやすいポジションですが、そこで相手の逆をつくことができれば、チームは一気に優位にたつことができます。

センターサークル付近では、後ろ向きでボールを受けないことも重要とされています。そのためにも、相手からズレてボールを受けること、視野を確保しておくことは大切なことです。

サイドアタッカー

サイドアタッカー
  • 相手SBの背後をとる
  • 相手と並ぶ位置まで入り込む
  • 自分で打開する

サイドアタッカーのポジショニングとして、”相手と並ぶ位置まで入り込むこと”を原則としています。そこで、受けるタイミングで相手を外す動きをします。

引いて受けるか。並行で受けるか。裏で受けるか。そこからゴールやアシストを狙います。

サイドアタッカーは攻撃において重要や役割があります。このポジションで個で優位に立つとチームとして試合を優勢にすすめることができます。

また、スローインも原則は同じですが、特にスローイン時は相手の背中にポジションをとることを原則としています。

トップ下、シャドーストライカー

トップ下、シャドーストライカー

  • ライン間にポジションを取り、相手からずれることで生まれる優位性をもつ
  • アプローチをかけようとしているのは誰なのか把握する(一人か二人)
  • ゴール前では、自分のマーカーがボールを見て、自分から目を離した瞬間に走り出す

相手の正面に立たないような立ち位置”が重要です。そうすることで”縦への選択肢”をもつことができます。

ゴールに近く、常にプレッシャーを受けやすいポジションです。ボールの受け方、マークの外し方という原則を基に、足元の高い技術が求められます。

ストライカー

ストライカー
  • 優秀なストライカーは身体を常にゴールに向けている
  • 相手の逆をとることを根気強く行う
  • 相手の背中に立つ

ストライカーの役割は明確で「点を取ること」です。(チームによっては最前線の選手に求められるタスクが違ったりするかもしれません。)

ストライカーはすべて得点をとることから逆算してプレー選択をしていきます。常にゴールをとるためのプレーを選択することが相手の脅威になります。

いつも同じことの繰り返しとなるかもしれませんが、それが相手の嫌がることから作られているから、常に再現性を伴ってコンスタントな得点につながっています。

まとめ

今回の著書においては、下記のことを意識していくことが大切だと学びました。

  • ボールを受ける時にどこを見ておくか
  • 各ポジションの原則を理解する
  • ボールの受け方にこだわる

岩政大樹氏の著書では、各ポジションにおける原則をまとめていました。非常にわかりやすく読みやすい書籍でした。

サッカーの用語を分かりやすく再定義する風間理論が素晴らしい。少年サッカー指導において伝えるべき技術とは?

また、これに加えて風間八尋氏の著書も読むと、よりサッカーにおける局面が理解できます。こういった知識をアップデートしていくことが指導者にとって大切であると痛感しました。

ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、PRP-Japan
PRIコンセプトを基に、障害の予防とパフォーマンスの向上を目的としたコンディショニングをおこなっています。また、サッカー指導者としても活動しており、特に小学生に対する指導を行っています。 運動や習慣改善によって健康を支援することに情熱を注いでおり、各個人のニーズに合わせたプログラムを設計しています。興味がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。詳細は直接やりとりの中でお伝えいたします。
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