中国古典
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中国古典〜1日1言〜:6/5

谷本一真
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親を敬する者は敢えて人を慢らず

-敬親者不敢於人-

「孝経」

親を敬する者は敢えて人を慢らず

親を愛する人は、他人を憎むことはしない。人を憎めば、その結果、必ず親にまで禍いの及ぶことを惧れるからである。また親を愛する情の深い人は、自然他人を憎む心になりえないからである。敬親の場合も同様である。そして愛と敬とは孝道の根本である。

孝経:中国の経書のひとつ。曽子の門人が孔子の言動をしるしたという。13経のひとつ。

親孝行は、戦後すっかり廃れてしまったようだ。今騒がれている教育の荒廃も、このことと無関係ではないのかもしれない。
親孝行とは(中略)すなわち敬愛の気持ちがなければいけないのだという。
孔子は、こう語っている。

「近ごろでは、親に暮らしの心配をさせないことが孝だとみなされている。だが、それだけなら、犬猫を大事にするのとなんの変わりがあろうか。敬愛の念こそ孝の根本なのだ」

そういう人物はまた「人を慢らず」ー立派な社会人になりうるというのも、その通りであるにちがいない。

 

親孝行

親孝行と聞くと、「子が親にー」という絵が思い描かれると思います。しかし、この言葉からも分かるように、“子に親孝行されるだけの親であるか”という考えも大変重要であることがこの言葉からもわかります。

時代や世界情勢は常に変化しています。親は子に、自身が生まれ育った時代感で子供を教育すると、時代に対応した考えをもつ子供に育たないのではないでしょうか。

そういった意味でも、大人、社会人も常に学び続けて知識をアップデートしていかなければなりません。

学ぶという姿勢が、全ての日本国民が持ち続けなければ日本はどんどんと搾取され続ける国になるのではないでしょうか。

尊敬できる仲間と出会うために学び続ける

学校教育において、学ぶということの定義が曖昧のままで国語算数理科社会などの科目を学び続けている生徒もいるのではないでしょうか。やはり、学ぶという根本は「考える」という姿勢を学ばせなければいけません。

そのために、現代や近代における考えを表現し、議論する姿勢が大切だと思います。その中に、数字や統計を扱ったりして算数を、環境問題では理科、古典などでは国語、時代背景をみるために社会を、体を鍛えるために体育を。

そして、そういった議論やスポーツを通して、尊敬でいる仲間を見つけていくことが社会人として大きな財産となっていくのではないでしょうか。

尊敬される仲間となるために

そして、相手から尊敬されるだけの自身の価値を高めなければなりません。そういった双方の視点から、よりよい社会人であり、よりよい社会となるために一人一人が学び続けて行動を起こすことが、地元や日本のためになると私は考えます。

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ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、PRP-Japan
PRIコンセプトを基に、障害の予防とパフォーマンスの向上を目的としたコンディショニングをおこなっています。また、サッカー指導者としても活動しており、特に小学生に対する指導を行っています。 運動や習慣改善によって健康を支援することに情熱を注いでおり、各個人のニーズに合わせたプログラムを設計しています。興味がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。詳細は直接やりとりの中でお伝えいたします。
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