N14 中西メソッド②
第2回について、大まかに整理していきます。
第2回の内容は、より専門的で僕個人としてもタメになる内容が多かったです。
なので、心に響く言葉が多かったです。
第2回のテーマは
「ピタリと止まるトラップ」
指導者としての心構え
再現性のあるプレーができること(成功率を高めること)
そのための言語化、論理化を追求していく事が、指導者として大切だと思う。
指導方法には①ロジック型と②just do it型の2つがあると言っている。
なぜこの練習をするのか?
納得してトレーニングする事の重要性(ロジック)。
これをしていたから上手くなった(just do it)。
考えさせる事の重要性(全てをすぐには教えない)
ここで重要となるのがトレーニングの難易度設定
難しいと諦めてしまう
簡単だと飽きてしまう
出来そうでできない難易度設定を行えているかが重要
このトレーニング設定が、指導者の腕の見せ所だと思う。
大切な事は…
なぜ上手く行えたのか、選手に考えさせて言語化させる。
→その1つに、なぜ逆足でできないのか。
これは、身体に意識を向ける良い言葉だと思う。
ピタリと止まるトラップ
ボールを止められれば、次のプレーのクオリティが上がる。
体の物理とボールの物理
重心を高く、股関節をクッションのように使い、ボールを真下に落ちるようにトラップする(軸足を抜くトラップ)
ボールの上を触れば止まる。止める瞬間は軸足・上半身を浮かせて頭を高くし高重心を作る。
ボールを受ける前に首を横に振る。
これは状況把握に加えて良い姿勢を作る役割もある。
大事なのは蹴った後に首を振れるかどうか。そのために、蹴られたボールの軌道を予測し、正面に立つポジションをとる。
それを実現するためのステップワーク=ダブルステップ(軸足を2回踏む)
テンポ感を宿らせる
ボールを止めた瞬間に仕掛けようとする。この心の姿勢は忘れてはいけない。
“しまった”を“良かった”と思えるか
イレギュラーなどもあり、トラップが浮く事もある。
しまった→ヤバい:と思うか
浮いたな。浮いたら次どうしようか:と思うか
プレーの目的はうまく止める事ではない。
トラップは手段の1つ。
トラップの後に、シュートやパスやドリブルがある。
浮いたら、浮き球のプレーに切り替えたら良い。
ロナウジーニョはボールが浮いていることを楽しんでいるような
浮いたボール:落ちてくるボールを蹴る、浮き上がってくるボールを蹴る
バウンドリフの次のメニューとして、浮き球をフリックする。(高低、左右)
第2回では、僕なりにまとめると。
- 指導者として、指導手段と言語化の誘導
- トラップを止めるための方法と姿勢
- 浮いたボールも処理できる心の余裕
主にこれらが重要な事だと思いました。
トラップはあくまで手段であり、その後のプレーを左右する重要な個人戦術でもあります。
トラップの技術を日々高めららえるように、取り組んでいこう。