中国古典〜1日1言〜:1/16
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上善は水の如し
-上善如水-
「老子」
上善:もっとも理想的な生き方
そういう生き方をしたいと願うなら、水のあり方に学べという
水は四角な器に入れば四角になる。
丸い器に入れば丸い形になる。
水は低いところに流れる。水は人の嫌がるところに流れ、すこぶる謙虚である。
水はものすごいエネルギーを秘めている。急流となれば、固い岩石をも打ち砕いてしまう。
水は、柔軟、謙虚、秘めたるエネルギー
の3つの特徴を持っている。
人間もそれを身につける事ができれば、理想の生き方に近づけるのだという。
水のような柔軟な心
人間において必要不可欠な存在である水。その水に意味を見出している言葉には先人の知恵に感銘をうけた。
水は形を変えて存在することができる。そしていろいろなかたちに変化して存在している。
四角い容器に入れば、四角になるし、丸い容器に入れば丸くなる。水の性質をそのように捉える観点に学ばされる。
熱くなったり、冷たくなったり、かたちも変えれば熱量もかえることができる。
水は氷となって強くなることもできれば、溶けて柔らかくなることもできる。
かたちを変えて、性質もかえることができる。
水のようなパワー
老子で語られるこの言葉
理想的な生き方とは、水のような在り方・姿勢が大切だと学ばされる。
その環境に適応し、謙虚に学び続け、大きなパワーを発揮できるような生き方を続ける事が成長なのだと思う。時に熱く、時に冷静に。
水のような関係性
小学生において、このような表現にふれることは大切だと思う。
比喩などの表現方法を学ぶことは、コミュニケーションスキルを磨く上で大切だと思う。
近年、大人の目を見ないで話をするこどもが多くなっている印象がある。
大人の話がつまらないという側面もあるかもしれません。大人が子供と話すときには“わかりやすい表現“が大切です。
そして、コミュニケーションにおいて、双方が相手の目を見ることは大切である。これはずっと子供たちに伝えています。
サッカーの能力が高い選手は、こういったコミュニケーション能力も高い傾向があります。しっかり人の話を聞く姿勢がある選手は伸びます。
そして、水のように流動性があり、自ら動くことで新たな経験を得られる。
水のように柔らかく、かたちを変えながら、時に強く、時に謙虚に、秘めたパワーを発揮しながら生きていくことで良い人生を過ごしていきたい。