宇和島市に観覧車付きデパートが存在していた

谷本一真
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
あわせて読みたい
宇和島市の街並み変遷 ディープリサーチ
宇和島市の街並み変遷 ディープリサーチ
5f3ae5e367e17a513a432c25be9bc192-1

ディープリサーチにて、宇和島市の街並みの変遷について調べてみました。昭和62年生まれ、平成育ちの私からすると、高度経済成長期の宇和島がにぎわっていたのかを垣間見ることができます。

融通座やコンパルなど、宇和島市に存在していた昔のお店の話を聞くと、私は宇和島の歴史に触れる事ができ嬉しい気持ちになります。「宮本常一 歴史は庶民がつくる(著者:畑中章宏)」本を読んだときに、歴史や文化は書物や映像で残しその雰囲気も語り継ぐことは大切ではないかと思います。

以下は要約記事になります。

宇和島市にかつて存在した観覧車付きデパートと町並みの変遷

はじめに

愛媛県宇和島市は、江戸時代から城下町や港町として歴史的に栄えてきました。リアス式海岸が特徴的な美しい景観を持ち、真珠養殖や漁業でも全国的に知られています。この記事では、かつて市民に親しまれた観覧車付きデパートの歴史と、宇和島市の町並みの変遷を戦前から現在まで詳細にまとめます。

観覧車付き総合デパートの存在

昭和40年代の宇和島市には、地域の商業・娯楽の中心として「丸之内百貨店」が存在しました。1967年に開業した丸之内百貨店は、市内初のエスカレーターがあり、特に屋上には観覧車や遊園地施設を設置したことで、子供から大人まで幅広く親しまれました。

しかし、数年後の経営難により、1970年に「フジ丸之内店」として再出発します。その後も、東宝系映画館が併設されて市民の娯楽の場となっていましたが、1980年代に閉店しました。現在、跡地は商業施設や駐車場として活用されていますが、当時の建物や観覧車などの施設は完全に撤去されています。市民にとって懐かしい思い出の場として記憶されています。

戦前の宇和島市

戦前の宇和島市は、鉄道の開通を契機に四国南西部の交通の要衝として発展を遂げました。1914年に宇和島鉄道が開業し、港町としての機能が強化されました。特に内港エリアには多くの商店が軒を連ね、地域経済の中心地として栄えていました。しかし、1945年7月の太平洋戦争の空襲により市街地の大部分が焼失し、経済的にも深刻な打撃を受けました。当時の町並みは失われましたが、一部の歴史的建物や城跡が今も残っています。

戦後復興期(1945〜1950年代)

戦後の宇和島市は、焦土と化した市街地の復興が急務となりました。市は内港地域を中心に埋め立て工事を進め、新たな土地を造成しました。1950年には昭和天皇の巡幸があり、市民にとって復興への励みとなりました。1950年代後半には真珠養殖産業が回復し、宇和島経済を再び活気づけました。また、この時期には周辺地域との合併により市域が拡大し、都市インフラの整備が徐々に進展しました。

高度経済成長期(1960年代〜1970年代前半)

高度経済成長期には、日本全国と同様に宇和島市でも活発な都市整備が進みました。中心商店街にはアーケードが設置され、市民の買い物の場として活況を呈しました。鉄道や道路の整備が加速し、松山など他地域とのアクセスが大幅に改善されました。この時期には観光産業も注目され、闘牛大会や牛鬼祭りといった伝統行事が観光資源として注目を浴びるようになりました。1970年には人口が約11万人を記録し、市の経済的な最盛期を迎えました。

バブル期の宇和島(1980年代後半)

バブル経済期の宇和島市は、都市の景観整備や郊外型店舗の進出が進みました。1987年には南予文化会館が完成し、文化活動の拠点として機能しました。一方、郊外の大型ショッピングセンターの登場により、中心商店街の集客力が低下し始めました。また、1988年には宇和島牛鬼祭りに合わせたガイヤカーニバルが始まり、市民参加型のイベントとして定着しました。しかし、経済的には徐々に停滞が見え始め、人口も減少傾向に入りました。

バブル崩壊後から平成期(1990年代〜2000年代)

1990年代に入ると、バブル崩壊の影響が宇和島市にも波及しました。地域経済は停滞し、人口減少と高齢化が加速しました。しかし、港湾再整備や高速道路の開通といったインフラ整備は着実に進行しました。2005年の市町村合併により市域が拡大しましたが、人口減少は止まりませんでした。真珠産業も環境問題から危機を迎えましたが、ブリの養殖が新たな産業として成長し、地域経済の新たな柱となりました。

現在の宇和島市(2020年代)

現在の宇和島市は人口約6万3千人とピーク時から大幅に減少していますが、高速道路網の延伸や九島大橋の完成など、交通インフラの整備が進んでいます。市中心部は空き店舗問題を抱える一方で、新規スーパーの開業など再投資も進んでいます。観光・地域活性化の取り組みとして、宇和島城周辺の歴史的建物の保存活用、イベント開催などが活発化しています。また、2022年には市制施行100周年を迎え、持続可能な街づくりに向けた新たな取り組みが始動しています。

宇和島市は歴史を大切にしつつ、新しい時代への適応を模索しています。

参考資料(リンク付け):

  1. 宇和島市勢要覧
  2. 愛媛県歴史文化博物館デジタルアーカイブ
  3. Family Salonセイコウブログ
  4. タナベ昭和館ブログ
  5. 流通ニュース
  6. 宇和島市広報「広報うわじま」
PAGE
1 2
ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、PRP-Japan、JFA-B級
PRI(Postural Restoration Institute)コンセプトを基に、障害予防やパフォーマンス向上を目的としたコンディショニング指導を行っています。また、小学生を中心にサッカー指導者としても活動し、子どもたちの心身の成長をサポートさせていただいています。 運動や生活習慣の改善を通じて、健康づくりのサポートに情熱を注いでいます。
記事URLをコピーしました