子供たちの心を鍛えることの難しさ

県大会出場を目指した南海放送杯がありました。結果は1-4、0-3の2敗で予選敗退となりました。
シード枠として臨んだ大会でしたが、選手の1人が発熱のため出場できなかったことを差し引いても、この結果には責任を感じています。
私はこれまで13年間、小学生のサッカー指導に関わってきました。その中で、自分自身の指導法にも変化がありました。以前は私がチームで一番声を出して指示を出していた時期もありましたが、選手たちの心身の成長を考えると、本当にそれが最善なのかと疑問を持つようになりました。
やはり、選手たち自身が自ら考え、判断し、行動する経験が非常に重要です。たとえ試合で結果が出なくても、自主性を育むことが子どもたちの将来的な成長に繋がると考えています。
試合での悔しさは一時的なものであり、時間が経つにつれてその痛みは和らいでいきます。大切なのは、その悔しさをしっかりと分析し、なぜ今回結果が出なかったのか、何が足りなかったのかを冷静に考えることです。
今回も途中で声をかけたい場面がありましたが、今後のためを思いぐっと堪えて見守っていました。
そこで私が感じた今回の敗退の主な要因として、以下の2つのポイントがあります。
- 相手を思いやる心
- リーダーシップ
これらの「心」に関連する能力が十分でなかったのではないかと考えています。
スポーツは「心技体」とよく言われますが、特に「心」と「体」は強く関連しているものです。最近はスマートフォンの過度な使用による悪影響も指摘されていますが、やはり子どもたちにとって、遊びの中で社会性を養うことが大切だと思います。遊びを通じて自分たちでルールを作ったり、変更したり、勝ち負けを経験することが、心を成長させる上で非常に重要な役割を果たします。
今後も、選手たちが心と体をバランスよく成長させられるよう、コーチとしてできることを模索し続けたいと思います。