Jr.サッカー指導において大切な事:プレーモデルとコミュニケーション(共通理解)の重要性
谷本一真
taniblog
小学生のサッカーの指導をしていると、ケンカが生じたり、1人の選手が急に拗ねてしまうなどの機会に出会します。
その場では、なるべく子供たちだけで解決するように促しています。
大人が仲裁に入り、取り繕うことはできるかもしれません。しかし、それでは子供たちの心を育む機会を奪ってしまうことにもなります。
子供たちの心や知性は発達段階です。大人の世界観と子供の世界観では、大きな違いがあると思っています。
1人の子供が拗ねてしまって、練習に参加しなくなりました。
少し練習を継続し、切り上げた後に皆で子供のところにいって「一緒にサッカーしよう」と誘いました。
すんなり戻ってくるわけもなく…(途中で、スパイクを脱いで帰ろうとしている場面をみた時は肝を冷やしましたが)
私に助けを求めてきたので、少しだけ助け舟をだし、「どうして怒っているのか理由を聞いてみたら」と促しました。
一方的にサッカーしようといっても、機嫌は治らないかもしれません。なぜそのような現象が生じたのか理由を知ることから始めることが大切です。
そこから徐々に解れてきて、全員で練習に戻ることができました。
子供たちには、「自分がとった行動で、相手がどう感じるかが重要である」ことを伝えました。自分が良かれと思っておこなったことでも、相手が嫌に捉えたらそれが真実です。もちろん、過程で誤解が生じることで間違って捉えられることもあるかと思います。なので話し合いが大切です。
ただし、自分がされて嫌なことは相手にしないほうが良いですし
相手に行ってほしい言動があるとしたら、まず自分が行動に移さないといけないと思います。
今回の出来事で、子供たちには上記のことを伝えました。
こういった社会性を身につける一つの機会があることが、チームスポーツの良い部分だと思います。