中国古典〜1日1言〜:7/7
-人はその親愛するところに之いて辟す-
「大学」
辟す:偏ること
公平な判断ができなくなって、片手落ちの態度をとること
母親が「わが子に限って…」と思ったりするのは、愛するあまり、的確な判断ができなくなるためであり、-この典型であろう。
問題なのは、リーダーの場合である。人の上に立つ者がこれをやったのでは、そのマイナスはひときわ深刻である。
他者の意見を聞く
”偏り”をなくすために、一方向からしか物事をみるのではなく、多角的にみることが大切だと思います。
何かを実行する際には、さまざまな意見や情報に耳を傾けて決断する必要があると思います。そのためにも、友人や家族、同僚などさまざまな立場の方からの意見はとても貴重だと思います。
その中で、リーダーは決断した事柄に責任をもつ必要があると思います。
責任(Responsibility)には、respondeo(答える、応答する)という語源があるようです。スポーツ指導者として、生き方や学ぶ姿勢、伝える熱意という炎を燃やし続けていく必要があると感じています。
Responsibility
英語の「responsibility」は、ラテン語の「respondeo」に由来しており、これは「答える、応答する」という意味です。この語源を考慮すると、責任(responsibility)には確かに「応答する」という要素が含まれています。
責任とは
自分の行動や決定に対して、その結果を受け入れる義務や義理のことを指します。具体的には、自分の行動が他人に与える影響に対する説明責任や、自分が引き受けた仕事を適切に完了する義務などが含まれます。また、社会的な規範や法律を守る義務も「責任」に含まれます。これら全ての要素が、「責任」の意味を形成しています。
あえて厳しく指導することも親愛
最近の活躍されている指導者の方々は、人格者であると常々感じています。
個人を育てるのか、チームを育てるのか、何が正しいかはわかりません。
なぜなら、全員のゴール(目標)地点が時間軸においてバラバラだからです。
チームの目標を達成すれば、個人の目標を達成できる選手もいると思います。(優勝して家族へ恩返しをするなど)
しかし、人生において強くあり、支えあり、頼り頼られる存在である方が、楽しいと私は思います。
人それぞれ、好みも違えば趣味趣向も違うと思います。
時代に応じて価値観も変わってくると思います。
資本主義社会においてお金が一つの共通の価値ですが、人間社会における本質部分も大切にした生き方も大切であると考えています。
祖先から受け継がれている人間という種、人間社会が、地球と共存して永続的に共生していくことが大切であると考えさせられます。
本書は人生を生きるうえで学びになることばがたくさんあります。ぜひ参考にしてみてください。