中国古典〜1日1言〜:7/3

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愛は憎しみの始め、徳は怨みの本となり
-愛者憎之始也、徳者怨之本也-
「管子」
愛は憎しみの始め、徳は怨みの本となり
「愛は憎しみの始め」ー今から二千数百年もまえにまとめられた『管子』にあることばである。こういう人間関係の機微は、昔も今もまったくかわっていないのかもしれない。
ではなぜ愛が憎しみの始めになり、徳が怨みの本になるのか。『管子』によれば、報いられることを期待するからだという。つまり欲がからむからである。
祖国を愛するには理由がある
日本人として、祖国愛がある人は日本の歴史を学び誇りに思うからこそ祖国愛を感じるのだと私は思います。特に日本は敗戦国となった以降、 GHQの占領下においてさまざまな日本文化を捻じ曲げられたように私は思います。
日本人として、元寇に対峙した歴史、秀吉が朝鮮出兵した理由、江戸幕府が鎖国を強いた理由、明治維新においての背景など、学校教育だけではないさまざまな文献やいろいろな方向からの意見を聞き、自分自身の歴史観を築き上げることが大切だと思います。
そういった背景や歴史を知ることが、その国や人を愛する理由になると私は思います。
徳を深める理由
人間は人と繋がり、支え合いながら生きていくことが一人一人が住み良い社会になるのだと思います。その中で、徳を深めることがコミュニケーションを図るうえで大切な要因になると思います。
徳:人間の持つ気質や能力
今の歴史教育において、日本人としてどのような気質をもって良いか明瞭化されていません。グローバル社会となっている昨今、さまざまな文化や価値観が要因に国を行き来するようになりました。
その中で大切なことは、過去を知ることだと思います。
過去を知り、己を知ることが自己を高め徳を深めるための大切な姿勢だと思います。

本書は人生を生きるうえで参考になることばがたくさんあります。ぜひ購入して普段の生活に役立てることをお勧めします。