中国古典〜1日1言〜:6/27
6/27
泣いて馬謖を斬る
-泣而斬馬謖-
「三国志」
泣いて馬謖を斬る
蜀の軍師 諸葛孔明が、重用していた臣下の馬謖が命に従わず魏に大敗したため、泣いて斬罪に処したという故事から、規律を保つためには、たとえ愛する者であっても、違反者は厳しく処分することのたとえ。
しかし孔明はあえて馬謖を斬りながら、後に残された遺族に対しては今までどおりの待遇を保証するという人情深い一面も持っていた。
規律を守り、発展させる。
規律を守ることの重要性を述べた言葉だと思います。この時代は生死の間際が身近に事象として発生している時代だと思います。生死を分けた戦いの場においては、規律を守ることが生きるか死ぬかを分ける重要なことだと分かります。そして、それは個人だけではなく組織の命運にも関わってきます。
現代においても、組織で社会を生き抜いていくためには規律を守るということはとても大切なことだと思います。その規律をどの程度共有しているか、態勢を常に整えて心を磨き続けることが組織力を発展させ続けるための大切なことだと思います。
一度決めた事や、説明したことなど、時間が経てば意識が薄まってしまいます。これは誰しもに起こることではないでしょうか。なので、常に知識や技術、心得を磨き続けるために学びを深め共有することが大切です。共育です。共に育っていくために組織は成り立っていかなければならないと思います。
そのために、自身の至らない部分をしっかりと見つめて受け入れて、組織の中でどのように自身を成長させ組織を発展させることができるか考える必要があると思います。
個人が成長することで組織が成長します。個人の人生を守るだけでなく、組織に属している全員の人生、その家族の人生にも関わっています。民間企業というのはとてもシビアなのと同時に発展する可能性のある企業だと思います。
本書は人生を生きるうえで参考になることばがたくさんあります。ぜひ購入して普段の生活に役立てることをお勧めします。