中国古典〜1日1言〜:2/12
2/12
人生意気に感ず、功名誰かまた論ぜん
-人生感意気、功名誰復論-
「唐詩選」
人生意気に感ず、功名誰かまた論ぜん
唐詩選:江戸初期に伝来
意気:何か事をしようという積極的な心持ち。気構え。
功名:手柄を立てて、名誉を手に入れること。
人生は男同士の意気に感ずるもの、功名などは問題とするにあたらないという意味。
人間はそれぞれの利益によって動くものだとしても、お互い打算ばかりで動いていたら、あまりにも味気ない。
大切なのは過程、そして結果
友人と協力して大きなものに立ち向かい、物事を達成することに快感を感じる人は多いと思います。
集団スポーツには、そういった素晴らしい側面があります。
私も部活動で、長い時間を共に過ごした友人たちとの楽しい思い出があり、大きな大会で優勝した事が記憶を過去を鮮やかに彩ってくれています。
長い時間をかけて、知識・技術を切磋琢磨しながら共に身につけた友人とはかけがえのないものです。私の場合は、全国大会出場まであと一歩のところまでいきましたが、功名を残せなくても意気を学ぶことができました。
大切な友人との出会い
人生において、かけがえのない存在は共に時間を過ごしてくれる友人、仲間だと思います。
学生時代にスポーツを通して学べることは、この“意気”を共にしてくれる仲間の重要性を学べます。
スポーツを終えても、その後も関係性は続きます。人生において、友人という存在はとても大切です。
社会人になってからの友人
スポーツを通して意気を学ぶことができれば、社会人になっても意気を通して大切な友人を得ることができると考えています。
スポーツをしていなくても、大切な仲間の存在には気づくことができると思います。
しかし、スポーツを通して社会性を学ぶことができれば、大人になっても新たな友人や仲間を得やすくなると考えています。少なくとも、私は社会人になってからの同期という存在には、何度も助けられました。
友人や仲間と、何か事を成そうとする心持ちを共にして、人生を進んでいくことに価値があると思います。
本書は人生を生きるうえで参考になることばがたくさんあります。ぜひ購入して普段の生活に役立てることをお勧めします。