1月
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中国古典:貴其所長、忘其所短

谷本一真
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その長ずる所を貴び、その短なる所を忘る

-貴其所長、忘其所短-

三国志さんごくし

人間というのは叱られるよりも、むしろ褒められることによって、やる気も出るし、成長もする。

三国志にでてくる人物

魏:曹操
呉:孫権
蜀:劉備

この3人を比べると、呉の「孫権」はパッとせず地味なリーダーであったそう。しかし、彼の部下には有能な人材が何人も育ち、彼らの活躍があり生き残りに成功したそうだ。

この一言は、孫権が「わたしはこういう態度で部下に臨んでいる」ということばだそうだ。

指導者としてのだめな部分

私自身、この言葉を読み返すと反省するところは多々あります。

どうしても、「指導者」となると欠点を改善させてあげたくなる。

練習では「できないこと」「足りないこと」に目を向けて練習メニューを組むことが多い。そこでのコーチングでは至らないプレーに対して指導をすることが主となってしまう。

しかし、選手としてプレーした経験からも、指摘されるよりも、成功や挑戦をほめてもらう方が気持ちが良い。このことに気付かされる一言だ。

緊張

そして、それがリーグ戦やトーナメントなどの本番となると、「勝ちたい」という本能が働き、「指摘するコーチング」が多くなってしまう。

これは経験則として感じていることであり、反省し次に生かさないといけない。

R4.1/8にEFA愛媛県U-11新人大会に出場した。そこでは、ベンチメンバー含めて14名を全員プレーさせることにこだわって試合に臨んだ。

結果は1回戦で2−3で敗れてしまったが、選手たちはよく頑張っていた。

私としては、この試合でのコーチングが、緊張のためかミスや欠点を指摘するコーチングが多くなってしまった。
これは反省している。

選手たちに大舞台でも気持ちよくプレーさせるかは、コーチや監督の力量なのだと改めて勉強になった。

ちなみにこの大会はFC今治U-12の優勝となった。

大会を通して印象的だったことの一つは、ゼブラのコーチの声かけが非常にポジティブなものが多く、人間性を大切にしているなと感じたことだった。

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ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、PRP-Japan
PRIコンセプトを基に、障害の予防とパフォーマンスの向上を目的としたコンディショニングをおこなっています。また、サッカー指導者としても活動しており、特に小学生に対する指導を行っています。 運動や習慣改善によって健康を支援することに情熱を注いでおり、各個人のニーズに合わせたプログラムを設計しています。興味がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。詳細は直接やりとりの中でお伝えいたします。
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