1月
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中国古典:欹器以満覆

谷本一真
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欹器いきつるをってくつがえ

-欹器以満覆-

菜根譚さいこんたん

欹器:水を入れる器のこと。
→水が空っぽの時は傾き、半分ほど入れるとまっすぐ立ち、満ぱいにするとひっくり返るという。

満ち足りた境遇にある者を戒めたことばに他ならない。
そんな状態にあれば、誰でも向上心に欠け、進歩がとまってしまうからであろう。

少年サッカーの現場をみて感じることに通じます。

満足のいく生活を、子供時代から与えすぎると良くないであろう。

菜根譚で述べていることは腑に落ちる。

試合当日の準備場面
①ある選手は、ユニフォームの着替えは全て自分が鞄から取り出し、靴紐も自分が結ぶ。
②ある選手は、親がユニフォームを手で持って待ち構える。「〇〇したか?」など親がチェック頻度が多い。

①と②の選手のプレーの違いは鮮明である。①の方が自分がなんとかしようと試合中も行動する。しかし、②の選手は味方に譲ったりチャレンジしなかったりというプレーが多くなる。

これは10年間少年サッカーの現場をみてきて感じていることです。

親が子供の失敗体験を奪っている

子供時代には、たくさん失敗を経験するべきだと思う。恥をかくことは悪いことではない。大人になって恥をかかないために、子供時代にはいろいろな体験をするべきだ。

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ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、PRP-Japan
PRIコンセプトを基に、障害の予防とパフォーマンスの向上を目的としたコンディショニングをおこなっています。また、サッカー指導者としても活動しており、特に小学生に対する指導を行っています。 運動や習慣改善によって健康を支援することに情熱を注いでおり、各個人のニーズに合わせたプログラムを設計しています。興味がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。詳細は直接やりとりの中でお伝えいたします。
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