中国古典:驥1日而千里、駑馬十駕、則亦及之矣
谷本一真
taniblog
呑舟の魚は枝流に游がず
−呑舟之魚不遊枝流–
「列子」
呑舟の魚:舟をひと飲みするような魚
支流:本流から分かれ出た川
”大きな魚は、小さい川を泳がない“ということ。
この言葉を、著者は以下のように捉えている。
1:大きな目標を持つこと
2:環境をととのえること
人生の目標は大きいほどがよい。初めから小さい目標を立ててかかると、それだけの結果に甘んじてしまう。
しっかり目標に向かって歩き、つねに大きな目標から目をそらしてはならない。
大きな魚に成長するためには、小さな場所にいてはいつまで経っても大きく成長することはできないのだろう。
サッカーで海外組が成長するのは、生まれ育ち、慣れ親しんだ環境を変えることで心身ともに強くなり大きくなることができるからだと思う。
少年サッカーにおいても、大きな目標を立てることは大切だ。
その目標に向かって進み続けると、たとえ届かなかったとしてもかなり良いところまで到達することができているかもしれない。
チームや会社の指針がブレていたり、目的意識が強くないと、だらけた練習や業務になってしまう。
しっかり目標や指針に向き合って前に進んでいく。
大人は、子供たちに
・目標を設定するキッカケを与えること
・環境(ソフト面とハード面)を整えるために、尽力つくすこと
が大切だと考えている。
ハード面を整えるのは、資金もかかりなかなか大変だ。しかし、ソフト面は常にアップデートとメンテナンスを繰り返し、良い指導ができるように努力できる。
高い目標を設定し、それを追いかける過程が1番楽しいのかもしれない。