危ない日本の「食品」と死を招く「習慣」:健康格差を招く一因とは…

谷本一真
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近年の健康ブームで食事や栄養、運動についての情報の量が多くなっています。その情報のなかには質の高い物もあれば、質の低いものもあり、リテラシーの重要性が今後ますます大切になってくると思います。

人間の三大欲求の一つである食欲ですが、この食欲を利用して世界の食品企業は利益を得ていると私は考えています。しかし、食欲を満たす食事というのは人間にとって必要な事…

食事をするときには、何を食べるか?、何の栄養素をとるか?、何処の食材を食べるか?など食事を見る視点は様々です。

子供の時から、「美味しいもの」ばかり食べるのではなく、「栄養のあるもの」を食べるという視点をもつことは、健康格差を招かないための、一つの手段

我々の食卓に並ぶ食べ物が、どのように生産されているか知ることは大切である。

最近読んだ本で、養鶏場の実態について記載がありました。本当か嘘かわからないですが、私は卵に対する考え方を改めるひとつのきっかけとなりました。

日本の健康寿命と平均寿命の格差が大きい要因として、安価な食べ物を食べ続けたことによる生活習慣病の惹起(糖尿病からくる脳卒中や心筋梗塞、癌の発症など)が、格差を招く一因と考えています。

日本の卵は危ない…?

5年ほど前に読んだ本で、グラスフェッドという言葉が「最強の食事」という本で紹介され、流行っていたと勝手に思ってます(近年は落ち着いてきましたかね)。僕もこの本が出版された年にこの本を読みました。香川真司もSNSでアップしていましたね。

グラスフェッド(grass-fed)とは、畜産の飼育方法の一種。主に牛の飼育方法として注目される。

牧草のみを餌として飼育すること。餌を探して動き回るため運動量も多く、従来の飼育法で育った牛よりも引き締まった体になる。

https://eleminist.com/article/762より参照

成長剤の注射を使用しないことや、自然の食べ物を食べて育った牛や鶏などの肉や卵は、栄養価に違いがうまれ体に良いということが言われています。そもそも、産業革命以前の日本は、自然食品を沢山食べていました。総人口が少ない事も影響すると思うが…
医療レベルが上がり、ワクチンなどの予防や疾患治療レベルの上昇、食品過多による飢餓の減少が、平均寿命を伸ばしていると考えています。

最近はおとなの週刊現代に面白い記事がアップされていました。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54355?page=3
岡田千尋さんのサイト(日本の養鶏場について)

https://toyokeizai.net/articles/-/124545
山本謙治さんのサイト(海外の肉が安価な理由について)

https://kanmegu.com/chicken-egg-20191101/
著者の名前は公表されていない。(市販卵は食べて良いというサイト)

食の安全性については、富裕層など食費にお金を費やせる層では、体に良い物を食べて過ごす事ができるのでしょうね。逆に貧困層は、安価な食べ物しか手を出すことができず、糖尿病などをベースに、脳卒中や心筋梗塞などの病気の発症リスクが上がります。こういったところから健康格差は生まれると思います。(①②も参照)

しかし、日本の基準で、食品添加物や残留農薬などが健康に及ぼす影響はほぼゼロか微々たるもの。それよりタバコや食事内容・習慣の見直しが大切と謳っているサイトもあります。(③参照)

養鶏場の実態

こういった本を読むまで、養鶏場の実態について考える事なんて私はありませんでした。岡田さんのサイトの事実が、全国の養鶏場で行われると思いたくないが、少なくとも安価な卵にはそれなりの理由があると思う。

衝撃だったのが、「鶏は年10〜20の卵しか産まないが、現在の採卵鶏は年間300個も産むように品種改良を重ねている」

卵に栄養がある事はわかるが、そのような鶏から産まれる卵を食べたいと思わなくなってくる。

しかし、平飼い有精卵を販売しているところもある。しんばしが倒産してしまったが、しんばしで販売していた卵は、成長剤などを使用しない良質な卵が販売されていました。
http://kainojuku.web.fc2.com/01.html

にわとりは長年の品種改良により、受精しなくても卵を産むことができます。

雄鶏を一緒に飼わなければそのまま無精卵を産み続ける。

有精卵は受精させている卵なので、温めるとヒヨコになる可能性がある。

農林水産省HPより参照

平飼いとは、ケージを積み上げて飼うケージ飼いに対して、「平ら」に「飼う」という意味で、鶏を地面にはなして飼う養鶏法のこと。

卵は1つで6g前後のタンパク質があるとされ手軽に摂取できるため、タンパク質補給には有効な手段である。

どのように飼育されているのかを知ったうえで、しっかりタンパク質をとるために卵の摂取は推奨されています。

ケージ飼いされて年間たくさんの卵を産む鶏から生産される卵に、人体に悪影響を与えるという報告はまだ僕は見つけられていません。(というかその他にもたくさんの要因が相まって、何が原因で病気になるかわからない世の中になっていると思いますが)

しっかりタンパク質を摂取して、健康に過ごすことは大切だと思います。

鳥インフルエンザが発症する一因

鶏舎の中の環境がひどい鶏舎もあるのだろう。岡田氏の記事によると、身動きも取れないようなぎゅうぎゅうの状態で飼育されている鶏。中には弱って動けなくなって他の鶏に下敷きにされたまま息絶えていく鶏も…

そんなケージ内で運動不足になり免疫力は低下し、鳥インフルエンザなどのパンデミックの温床にもなりかねないとのことです。

ファクト(事実)を知ることの重要性

SNSが流行し、コロナ禍でテレビの質(利権まみれ)に気づき、いかに自分で情報をとりにいかないといけないか気付かされていると思います。

ふってくる情報だけで物事をみると、洗脳されやすいですよね。自ら情報をとりにいき、リテラシーを高めていく必要があると思います。

私も素晴らしい情報をシェアしてくれる友人がいますが、そういった友人間でのニュースのやりとりも大切な手段だと思います。

卵は安価にタンパク質を摂取できる大切な食材だと思います。しかし、こういった現実があると知った上で鶏に感謝して卵を食べる必要があると思います。

現代の世界は…

今の世界は、完全に作られた世界であると感じてしまう

https://readyfor.jp/projects/zoo-aquarium/announcements/87375
自然生態系と人口生態系についてのサイト

今の世界は、人類が多くなり過ぎていると思う。そのため安価に美味しい食べ物が世の中に流通し、利益を得る人達がいる。(人類減少計画など、今回のコロナ禍でSNSなどで騒がれているが…)

リープフロックという言葉を友人から教えてもらったが、アフリカの人口ピラミットでピークが約20歳、日本は約50歳である事から、アフリカの人口が今後も爆発的に伸びていく事は予想される。

逆に日本は少子高齢化後の世界を、他国に先駆けてみせていかないといけないだろうが、

今回触れた情報で、食品に対する考え方を再認識することができました。

食品に対する考え方は、美味しいものを追求するあまり、安価で体に良くないものもあります。小学生や中学生の時期に、そういった物ばかり食べてしまうと学力にも影響がおよぶと私は思います。(集中力の低下など)

美味しいものを食べることも人生の楽しみですが、栄養のあるものを食べるように教育していくことも、ものすごく大切なことだと実感しています。

私が指導している少年サッカーチームの選手にも、幼少期から体型の違いがあります。集中力が続かない子は、安価な甘いものを好んで食べている傾向があると勝手に思っています。

今後は、会社の利益ではなく、体に有益な食品が主流になる世の中になってほしいと思います。

ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、PRP-Japan
PRIコンセプトを基に、障害の予防とパフォーマンスの向上を目的としたコンディショニングをおこなっています。また、サッカー指導者としても活動しており、特に小学生に対する指導を行っています。 運動や習慣改善によって健康を支援することに情熱を注いでおり、各個人のニーズに合わせたプログラムを設計しています。興味がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。詳細は直接やりとりの中でお伝えいたします。
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