食事の真実:〜ダイエットにおいて超重要な事が示された実験〜
食品業界の表と裏について考えよう
なぜ世の中に、“安くて美味しい物”が存在しているのか?
3大欲求を使ってビジネスをする事の良し悪し
私が身をもって体験している事を証明した実験を見つけたので、ご紹介します。
現在読んでいる著書「ダイエットの科学」から
6年間同じ食事を与えられた猿🐒
唯一違うのが、添加された”油“
トランス脂肪酸(T_T)
なんと、6年間で内臓脂肪が3倍に!
インスリンの効きも悪くなる!
これが本当なら、人工の油がどれだけ体に良くないか分かる研究だと思います。
糖尿病罹患患者様が増えるわけですよね。
私の学生時代
私自身、学生時代は朝にパンにマーガリンや、冷凍食品のチャーハンなどを親から与えられていました。
おやつにはポテトチップスやアイス…
これを長年続けていると、内臓脂肪はどんどん増えていたという事ですね。
私自身、太りやすい体質だと思っています。中学生3年生の時、部活動が終わり受験勉強の時期に、学校の先生から「太ったね」と言われた事を今でも覚えています。その当時、自分では気づいていなかったのでショックだったのでしょう。私の学生時代の食生活は、良い物ではなかったとつくづく思います。20代で食事の重要性に気づけて、とりあえず良しとしないといけない。もっと早く気づいていれば、違った人生になっていたかもしれない…
今では当たり前になってきていますが、良質な油(オメガ3、オメガ9)を摂取する事が重要です。
私が考える食品業界の功罪
日本はバブル崩壊後、各家庭で”安価で美味しい食材”を取り入れる傾向が強くなったのではないかと思います。
- 食欲を満たす安価で美味しい食べ物が普及
- 共働き家庭が増える中、家事の負担を減らす冷凍食品などが普及
- 簡単に調理可能なインスタント食品の普及
これによって、各家庭は親の家事にかかる負担が減った事は間違いないと思います。それによって、余暇時間を作る事ができますね。その分仕事に時間を取られてしまう事も考えられますが。
- 安価で大量に生産できる自然界に存在しない原材料を用いた商品の開発
- 目先の利益を優先し、食欲を刺激して依存性を高める商品の開発
目先の利益を優先し、長期使用によって体に害をもたらす原材料が存在する可能性があるという事です。
少なくとも、僕はこういった原材料を食べながら学生時代育ちました。そのせいかニキビや運動後の腹痛に悩まされました。20代半ばから、食事を見直してからそういった症状はでなくなりました。ただし、そのせいもあってかLDL-CやHbA1cは高い傾向にあります…
もちろん、食品会社で働いている人々には家族があり養っていくためのお金が必要です。
短期的にみれば、体に害のない原材料でも、長期使用で体に害を及ぼす可能性が高い。はじめに紹介した猿で行われた実験がその一説を強くしてると思います。
私自身、食事を変えてそういったものを極力とらないようにしているためか、体重が増える事はありません。(食事管理と週に1回の運動を継続しています)
ダイエットには何が良いのか?
まずは食事を見直す事が絶対です!
ダイエットは「食事管理」という意味ですので。
特に、ダイエットが必要とされる糖尿病(これは2型糖尿病)の方には、食事内容がとても重要になります。
早い段階から、トランス脂肪酸を控える事です!
私がそうでした。
そもそも、これが原因でインスリンの効きが悪くなり糖尿病になる可能性が高いからです。
「お酒に酔いやすい人、酔いにくい人」がいるように
「脂肪もつきやすい人」と「つきにくい人」がいます。
この著書では
アメリカでは、臨床的に肥満である人が人口の3分の1しかいない
Prevalence of Childhood and Adult Obesity in the United States, 2011-2012 JAMA. 2014;311(8):806-814.
ということも記されています。
先天的な遺伝的要因に、後天的な環境要因が加わる事で更に太りやすい因子が重なる事が予想されます。
糖尿病を治すために、食事療法と運動療法、薬物療法ですが、一番大切なのは食事療法だと思います。
肥満傾向を調べた複数の研究によれば…
肥満が世界的に蔓延した過去30年間は、痩せ型の人は殆ど痩せたままだったことが確かめられている。
つまり、現実には、少しぽっちゃりしていた人が肥満になり、肥満だった人がかなりの肥満になったのである。
これが食品業界が発展してきた事と、肥満者が増加した要因と相関があるのではないかと考えます。
これからも、一人ひとりの栄養リテラシーが高まり、食事を心置きなく楽しめる世の中であってほしいと思います。