PRI
PR

PRIの素晴らしさを伝えたい。〜姿勢を整える最善策!姿勢が崩れる原因は右と左の動作の違いにある:PRIテクニックを使って腰痛などの症状を改善できる〜

谷本一真
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

PRIとは?

PRIとは、POSTURAL RESTORATION INSTITUTE

  • POSTURAL(姿勢)
  • RESTORATION(復元)
  • INSTITUTE(研究所)

という意味です。

PRIの創始者がRon Hruskaという理学療法士でもある外国人の方。今までの臨床経験と結果に基づき、PRIマニュアルテクニック(徒手療法)ノンマニュアルテクニック(エクササイズ)を発展させ、それを実践、教育するPRIという教育機関を2000年に設立されました。

アメリカのネブラスカ州リンカーンにPRIの施設があります。

更に現在も、“ハラスカクリニック”という所で、治療院が営まれているそうです。

PRIのホームページ

PRI日本版のホームページ

PRI認定プロバイダーが勤務している藤橋正幸という方が、分かりやすくPRIについてまとめているサイトがあります。

パフォーマンスインテグレーション

藤橋正幸が勤務されている施設

PRIは、「体のバランスを整える」事を目的の一つとされています。

PRIの基本コンセプト

人体は左右対称ではない
  • 肝臓が右にあり、心臓がやや左側にある
  • 人間歩く時には、左足と右手が一緒に動く
  • 横隔膜は、右と左で形が違う などなど

もともと、人間は構造的に左右対称の生き物ではないという事ですね。

これには改めて気づきを得る事ができました。

バランスをとるために、人間は…

構造的な不均衡を、人体が右と左をインテグレーション(統合)する事で均衡を保っている

左右のバランスをとるために、人間の体には素晴らしいシステムが備わっていると思います。

しかし、人間にはある一定の陥りやすい傾向があるとされています。

視覚、職業特有の動作などで、左右非対称のシステムデザインを均衡に扱えず、特定のパターンに陥る傾向がある。

https://www.posturalrestoration.com/japan/PRI®%EF%B8%8Eの基本コンセプトより

例えば、「立った姿勢から少し遠い所にあるコップを取る」という動作。

”肘を曲げて”→”肩を少し屈曲して”→肘を伸ばして→”手を広げて”…

この時反対側は

”肩を少し引いて”→”逆側の足に少し体重を寄せて”…

このように、人間は一つ一つの動作を細かく意識して動かしてません。

これらの動作は”一つのパターン”として、ほぼ同時に遂行されます。

このような、特定のパターンの過剰使用、そこから発展した反対側の弱さが、体の不均衡を助長させます。

この反対側の弱さが、過剰使用部分を休ませる事ができなくなります。

この特定のパターンに陥る事が、視覚的な体の捻れを起こすとされています。

骨運動学的にも、関節運動には回旋の要素が備わっています。

この回旋運動が左右どちらかに偏ってしまうと、捻じれが生じてしまいます。

セミナー講師の石井さんが、「多様性が重要」という言葉を言われていました。この多様性は、子供の運動神経をアップさせるためにもとても重要で様々な動きをできる方が、応用力が養われると思います。

PRIの多様性とは、右にも左にも均衡に移動ができるという事だと私は捉えています。

そのために必要な体の機能パターンを正常につかえているか

過剰に働いている部分を抑制する事ができるか

これらが重要だと言われていました。

PRIの素晴らしい所

私がセミナーを受けて感じた、PRIの素晴らしい所をご紹介していきます。

まず何より、評価方法が分かりやすい。

そして評価した結果が、治療(エクササイズ、徒手療法)で改善できるという所

PRIの素晴らしいと感じる所
  1. 右と左を比較する評価方法
  2. 左右差を改善する治療
  3. 再評価(治療の効果判定)

トレーニング効果については、主観的な部分だけでなく、客観的が指標があるとよりモチベーションが高くなります。

そして、私がこれまで勉強してきた運動学や運動連鎖、解剖学や生理学を、この学問をつなげる事ができており、とても楽しく勉強できています。

そして、このPRIの考え方は“歩行”に繋がっている事です。

私は学生時代、歩行分析が好きでした。勉強に割いた時間は多かったです。そして、臨床に出てからも歩行分析から患者様の問題点を推察する事を行ってきました。理学療法士は動作分析ができる必要があります。

私はこのPRIテクニックも使い、会員様の症状緩和に役立てています。

治療前
治療後

まだまだ、上半身の動きが右と左で均衡がとれてなく、上半身と下半身との交差性連動も乏しい状況ですが、症状は緩和できます。

PRIを予防の観点から役立てていきたいと強く思っています。

症状が出現してから、治療をするのでなく

未病の状態から、左右の均衡が崩れているならば、それを整えるエクササイズや介入をしたほうが、怪我をするリスクが下がると考えています。

PRIジャパンの今後

PRIジャパンが、日本でセミナーを開催するようになってから5年が経過しているそうです。

そして、2020年からPRIジャパンが法人化し、会社として運営されていくそうです。

今後のPRIの普及が、ますます楽しみです。

このような人のためになる学問は、どんどん広がっていってほしいと思います。

微力ですが、私も職場からPRIの素晴らしさを発信していきたいと思います。

PRI ペルビス・リストレーション受講時、PRI20周年を記念してRon Hruska氏に送るために撮影した写真
PRIのことを詳しく説明している動画です。是非ご覧ください。

ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、PRP-Japan
PRIコンセプトを基に、障害の予防とパフォーマンスの向上を目的としたコンディショニングをおこなっています。また、サッカー指導者としても活動しており、特に小学生に対する指導を行っています。 運動や習慣改善によって健康を支援することに情熱を注いでおり、各個人のニーズに合わせたプログラムを設計しています。興味がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。詳細は直接やりとりの中でお伝えいたします。
記事URLをコピーしました