Jr.サッカー指導において大切な事:プレーモデルとコミュニケーション(共通理解)の重要性

”ジュニアサッカーを応援しよう“というサイトで、とても勉強になった記事があった。
濱吉正則氏インタビューの中をまとめた記事サイトであった。本も来年1月6日に出版されるようで、購入してみたいと思った。
今回、濱吉さんのインタビューから、自分が少年サッカー指導に繋げたい内容をまとめてみた。
プレーモデル:目指すサッカーを決める
指導者がまず、“目指すサッカーにつながるテーマを選ぶ”事が始まりになるという事。
パスを繋ぐサッカーをするのか、がんがんドリブルで仕掛けるサッカーを主体とするのか、クロスをバンバン上げるサッカーを主体するのか、パスでもロングボールを主体とするのか、引いて守ってカウンターサッカーを主体とするのか…
サッカーにおいても、様々なモデル(お手本)が存在しています。それは、監督によったり、チームに所属している選手によっても目指すサッカーが変わってくると思います。
プロの監督などは自分が目指したいサッカーに合う選手を獲得し、目指すサッカーを追求していくのだと思います。
まずは、指導者が目指すサッカーを明確にし、目指すサッカーが体現できる練習をしていく事が重要になると思います。
- インテリジェンス=サッカーで必要な知性を磨く
- テクニック=ゲームで必要な実践的技術を習得する
- コミュニケーション=共通理解を持ってプレーする習慣を身につける
- メンタリティ=リスクを恐れずプレーする心を持つ
練習の組み立て方
目指すサッカーを明確にし、練習メニュー全てに繋がりをもたせる。
私が現在、指導している4年生には「パスを繋ぐサッカー」をテーマに練習に取り組んでいます。
私も練習において、「さっきやった練習をここで生かしてほしい」という声かけも意識して行なっています。
その中で、練習においてパスを繋ぐためには
”テクニック”が必要(ボールを止めて、蹴る)
”観る”:周りの状況を把握し、理解する事が重要
”判断”:有効な選択ができる事が重要
ここで、濱吉さんの言葉で
”先読み”と”インテリジェンス”を大切にしている。
という言葉があります。これはとても凄く勉強になりました。
中西さんの言葉で”技術+思考=スキル”という言葉がありますが、思考の中にはこの先読みも重要なワードだと感じました。
子どもたちには、この”先読み”という言葉を意識させる指導をしたいきたいと思いました。それが、パスを繋ぐサッカーに生きると思います。
インテリジェンスを難しく捉えない
これも、子どもたちにわかりやすく伝える事が大切だと思いました。
英語なので何?ってなると思います。
要は知性。見たことをどのように認識するか。認識した状況に、自分がどうやって反応し行動すればチームのためになるかを考える必要がある。そこに共通理解が必要となる。
これを培えるトレーニングが、「1対1+1対1」や「2対2+2対2」
- 1+1の関係でサッカーができる
- 1+2の関係でサッカーができる
という事が、サッカーで必要な知性の一つ
私の場合、パスを繋ぐサッカーを体現させるためには、
- テクニックの習得
- 先読みする能力
- 状況に適した行動
- 共通理解をするためのコミュニケーション
が重要になってくる。文字に起こした改めて、練習の重要性を痛感する事ができました。