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サイドバックからのビルドアップ方法の一案:ボール保持者に対する他選手のポジショニング

谷本一真
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サイドハーフへのパス(遠い足へ)

シンプルに、左サイドハーフにパスを出す手段もある。

フォワードの動き出し(裏抜け)

フォワードやサイドハーフが裏に抜ける動きは、相手ディフェンダーからすると嫌な動きだ。マークがずれることで陣形が崩れてしまう。

この時に、チェックの動きをいれて相手ディフェンダーのマークを外し、ボール保持者とタイミングをあわせることで、オフサイドにかからないように一気にペナルティエリアに侵入することができる。

私はこのチェックの動きで相手の逆をつく瞬間がすきだ。ボール保持者とタイミングを合わせて相手の裏をつくことができるとチームにとっても非常に有効な攻撃ができる。

サイドチェンジ

敵が前に多数いる場合、逆サイドに展開しても良い。

相手が強くなればなるほど、縦に急ぐと1対1で負けてカウンターを喰らうことになる。

現代サッカーにおいて、カウンターからの失点は約40%ともいわれている。

サイドチェンジを繰り返すことで、間やライン間でボールをうける確率が上がり、ペナルティエリア内に侵入する事が可能になる。

以上、ビルドアップ場面を振り返った。

大切なことは、これを練習に落とし込んで選手たちに攻撃を組み立てる一つの手段としてみにつけてもらうことだ。

もちろん、上記以外にもビルドアップの方法はいくつもある。

サッカーに全く同じ状況が再現されることはない。ボールの置き所がずれたり、時間帯によって選択するプレーが変わってきたりする。

大切なことは、一人一人が考えて自ら判断して、大胆に攻撃を仕掛ける姿勢と細心をはらいながらリスク管理をすることである。

この2つの姿勢は、サッカー以外でもかならず役に立つ。

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ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、PRP-Japan
PRIコンセプトを基に、障害の予防とパフォーマンスの向上を目的としたコンディショニングをおこなっています。また、サッカー指導者としても活動しており、特に小学生に対する指導を行っています。 運動や習慣改善によって健康を支援することに情熱を注いでおり、各個人のニーズに合わせたプログラムを設計しています。興味がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。詳細は直接やりとりの中でお伝えいたします。
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