1月
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中国古典〜1日1話〜:1/9

谷本一真
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欹器いきつるをってくつがえ

-欹器以満覆-

菜根譚さいこんたん

欹器:水を入れる器のこと。
→水が空っぽの時は傾き、半分ほど入れるとまっすぐ立ち、満ぱいにするとひっくり返るという。

満ち足りた境遇にある者を戒めたことばに他ならない。
そんな状態にあれば、誰でも向上心に欠け、進歩がとまってしまうからであろう。

少年サッカーの現場をみて感じることに通じる。

満足のいく生活を、子供時代から与えすぎると良くないであろう。

菜根譚で述べていることは腑に落ちる。

試合当日の準備場面
①ある選手は、ユニフォームの着替えは全て自分が鞄から取り出し、靴紐も自分が結ぶ。
②ある選手は、親がユニフォームを手で持って待ち構える。「〇〇したか?」など親がチェック頻度が多い。

①と②の選手のプレーの違いは鮮明である。①の方が自分がなんとかしようと試合中も行動する。しかし、②の選手は味方に譲ったりチャレンジしなかったりというプレーが多くなる。

これは10年間少年サッカーの現場をみてきて感じていることだ。

親が子供の失敗体験を奪っている

子供時代には、たくさん失敗を経験するべきだと思う。恥をかくことは悪いことではない。大人になって恥をかかないために、子供時代にはいろいろな体験をするべきだ。

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ABOUT ME
谷本一真
谷本一真
理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、PRP-Japan
PRIコンセプトを基に、小学生~高齢者を対象に運動療法を実施しています。 また、主に小学生を対象としたサッカー指導者としても活動しています。 PRIエクササイズを体験したい方、お気軽にお問合せください。
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