ノン・マニュアル・テクニック・ワークショップ〜9 positions is life〜
R5.9/17,18でノン・マニュアル・テクニック・ワークショップを受講しました。PRIを実践する臨床家のための講習会だなと感じました。自分の体と向き合う貴重な経験であり、PRIを実践する臨床家の方々の頭の中をのぞくことができる素晴らしい機会でした。
一番学んだことは
自分の体はニュートラルを獲得できていないことです。そして、何が足りないかを明確にできたことです。
運動指導する者として、自分の体でトレーニング効果を実感することはとても大切です。これまでも、PRIエクササイズの効果を体感していましたが、浅はかでした。PRIの奥深さを再認識させていただきました。
この講習会がTERTIARY COURSESに分類されていることに納得です。
日本で開催されているPRIMARY COURSESでは主に頸部から下の運動連鎖について学ぶことができています。
講師の阿部さんが述べていましたが、
「もともと筋は、連動的に働くもの」
この言葉には納得しました。
トレーニングは動作効率を上げることを一つの目的としています。単一の筋肉を磨き上げるだけのトレーニングでは不十分です。PRIの概念で素晴らしいのは、筋連鎖をうまく使いこなせるようになることが魅力の一つだと思っています。
ウェイトトレーニングをしたら、競技特性に沿って動作トレーニングも必ずおこなう必要があると思います。筋肉を連動的に働かせるために。
「歩くときに膝が痛い」
「試合途中で膝が痛くなる」
これらは、局所の問題だけでなく動作効率の問題も隠れていると思います。というか、そこか主の問題となっているケースもあります。
レファレンス・センターの重要性を再認識しました。
このNMTワークショップは、プライマリーのような決まった内容が毎回行われるのではなく、その年々で内容が変わるようです。同じ名前のセミナーだが内容が毎回変わる貴重なセミナーでした。
大谷翔平の素振り動作が素晴らしいように、同じバッドを振る動作でも扱う人によってその動作のクオリティーが変わります。
PRIエクササイズも、扱う人によってクオリティーが変わってきます。今回、改めて自分が行うことで奥深さに気づくことができました。
これからも、日々自分の体と向き合っていきたいと改めて思わせてくれました。その感動を問題を抱えている方々へ伝えていきたいと思います。
このNMTワークショップを受講後、毎週おこなうタバタトレーニングで走行スピードと距離の増加が図れました。こういう効果を実感できた時、取り組んだトレーニングの信ぴょう性が高まります。
PRIを臨床で用いているセラピストの方は、ぜひこのNMTワークショップを受講するのがお勧めです。